「 実践編・応用編 」 一覧

キャリアコンサルタント実践の要領 9 I テクノファ

2020/11/11   -実践編・応用編

キャリアコンサルタントAさんは、子供の不登校をきっかけに自分の居場所を作りにと、周辺地域から県内、全国組織へとキャリアコンサルティング情報交換の場を広げました。 Aさんは、校門の前で立ち止まっている自分の子供を見ては、学校に居心地の悪さを感じているのだろうと暫くの間注意深く観察した後子供と話し合う、そんな経験を何回も重ねてきました。 キャリアコンサルタントAさんは中小企業に勤めている、不登校の小学生と4歳半の子供をもつ女性です。下の子供は公立保育園に預けているので、6時までには迎えに行かなければなりません。しかし、働き方改革で週休2日制が導入され、彼女の職場ではその分、平日の勤務時間が20分延 …

キャリアコンサルタント実践の要領 8 I テクノファ

2020/11/07   -実践編・応用編

良いキャリアコンサルタントになるには、まず自己理解が大切です。キャリアコンサルティングの質を高めるためも、自己理解の実践の基本を理解しておく必要があります。 個人が自分のキャリアを選択し、行動していくためには、自身の内的キャリアをしっかりと理解することから実践します。 ■自己理解は自身を分析・統合する手続き アメリカではCareer Development(キャリア開発・形成・発達) のプロセスを、”Who am I ?” “Where am I going ?” “How can I get there ?”という3つの問いに自分で …

キャリアコンサルタント実践の要領 7 I テクノファ

2020/11/06   -実践編・応用編

この記事は「キャリアコンサルタント実践の要領4」に引き続きキャリアガイダンスの実践についてお話しをします。これから社会に出る高校生、大学生に向けての職業紹介から、企業に勤め今の仕事に適性を感じない人に向けてのキャリア開発・形成の支援までいろいろな実践分野があります。この領域でのキャリアコンサルティングでは、クライアントの自己実現を基本におくことが重要です。 文科省は、高校学習指導要領で「将来の生活において自己を実現する能力を育てる」などの表現を用いて、自己実現の能力の重要性を強調しています。 2.職務分析と職務調査 職務分析は、その職務の担当者、管理・監督者、あるいはその職務に詳しい人に面接を …

キャリアコンサルタント実践の要領 6 I テクノファ

2020/11/04   -実践編・応用編

キャリコンサルタントの実践のシリーズです。前回の実践の要領5ではグループカウンセリングについて、その背景、個別カウンセリングとの違いを説明しました。引き続きグループカウンセリングに関しての説明をします。 3)グループアプローチの種類 キャリアコンサルタントとして知っておくと良いことに、グループアプローチの種類があります。1946年のグループ・ダイナミックス研究所の研究がきっかけで始められた感受性訓練(ST : Sensitivity Training)が始まりとされています。その後、1950年にはNTL (National  Training  Laboratory)が設立され、本格的な研究が …

キャリアコンサルタント実践の要領 5 I テクノファ

2020/10/20   -実践編・応用編

キャリアコンサルタント実践の要領 1に続く記事です(「・・・実践の要領」は話題があちこちに飛び読みづらいかもしれませんがご容赦ください)。キャリアコンサルティングはカウンセリングではありませんが、来談者の問題や、来談者の内的キャリアをより深く理解できなければ良いキャリアコンサルタントになれません。キャリアコンサルティングの質を高めるために、あるいはより効果的なキャリアコンサルタントになるためには、キャリアカウンセリング実践の基本を理解しておく必要があります。 「キャリアコンサルタント実践の要領 1」では、1.精神分析アプローチ、2.来談者中心アプ口-チ、3.認知的アプローチを説明しました。その …

キャリアコンサルタント実践の要領4 I テクノファ

2020/10/20   -実践編・応用編

キャリアコンサルタントの活動分野にキャリアガイダンスがあります。これから社会に出る高校生、大学生に向けての職業紹介から、企業に勤め今の仕事に適性を感じない人に向けてのキャリアコンサルティングまでいろいろな実践分野があります。キャリア開発・形成の支援におけるキャリアコンサルティングでは、クライアントの自己実現を基本に行うことが重要です。 文科省は、高校学習指導要領で「将来の生活において自己を実現する能力を育てる」などの表現を用いて、自己実現の能力の重要性を強調しています。 1.職業に関する理解 キャリア開発・形成の支援を行うにあたっては、適切な職業理解ができるように必要な情報を適切に提供できるこ …

キャリアコンサルタント実践の要領3 I テクノファ

2020/10/16   -実践編・応用編

私たちキャリアコンサルタント(日本人全員)は、今夢のような世界にいると言っていいでしょう。戦後75年未曾有の栄華と豊かさの中にいると言っていいと思います。エコノミック・アニマルと言われたり、お金を貯めることだけを人生や社会の唯一の目的にしている、と笑われたりしても、戦後多くの人は歯を食いしばって生活をしてきました。戦前の貧しさや戦争中の飢えを知る者にとっては、窮乏は恐怖です。そして、そんな経験を持つ祖父母や親に育てられたのが、団塊の世代でしたから、モノとカネにしがみつき、すべてを金銭で評価する精神が染みついたと言っていいと思います。 しかし、バルブが弾けて時代は変わりました。 貧乏から解放され …

キャリアコンサルタント実践の要領2 I テクノファ

2020/10/09   -実践編・応用編

キャリアコンサルタントAさんは、クライアントBさんから在宅勤務について悩みの相談を受けました。Bさんの会社では、この5月から新型コロナウイルスへの対応としてテレワークが始まったそうです。Bさんの部署(企画部)では、原則最低週3日は在宅で仕事をするように会社から指示が出たそうです。 Bさんは会社まで毎日片道1.5時間を掛けて通勤をしているそうですが、これは日本のサラリーマンの首都圏における平均通勤時間です。 Bさん(首都圏の平均的サラリーマンと思われる)は、平日、朝6:00までには起きて、朝の食事と身のまわりの支度をして7:00には家を出るそうです。キャリアコンサルタントとして運輸省調査を調べる …

キャリアコンサルタント実践の要領 I テクノファ

2020/10/07   -実践編・応用編

キャリアコンサルタントはキャリアコンサルティングの質を高めるために、あるいはより効果的なキャリアコンサルティングを行うためには、キャリアカウンセリングの実践についての基本を理解しておく必要があります。 1.精神分析アプローチ S.フロイトの精神分析学と精神分析療法をカウンセリングに応用した理論です。キャリアコンサルタントは精神分析の基本的な考え方を知っておくと良いでしょう。 ①人間を基本的に動かしているのは意識的な自我ではなく、無意識な力である。 ②①の力は、多くの場合、性的なエネルギーによって彩られている。 ③人間の行動の仕方は、そのような無意識のエネルギーと意識的な自我のそれとの力関係とし …

キャリアコンサルタント熟練レベルを目指して 2I テクノファ

熟練キャリアコンサルタントを目指すにあたって、近道はありません。実践経験を積みながら、日々研鑽を重ねることが何より重要です。 ■「自ら成長したい」という強い思いが不可欠 熟練キャリアコンサルタントになるために、近道や特効薬はありません。継続した学習と実践を積むしかありません。そのうえで、ケースにおける失敗経験を反省し、自身の力量を自覚するとともに、成功経験をその後の活動に効果的に反映させるべく、活動に対する先輩や指導者からのフィードバックを求め、自分の資質の向上に努めることなどで、はじめて熟練キャリアコンサルタントに近づいていきます。つまり、熟練キャリアコンサルタントを目指すには、受け身の姿勢 …