実践編・応用編

キャリアコンサルタント実践の要領 91 | テクノファ

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キャリアコンサルタントがキャリアコンサルティングを行う上で係りがある、働きかた改革を推進する多様で柔軟な働きかたを可能にする制度・施策の説明と、制度・施策の周知を図ると同時に制度・施策に基づいて実際に支援を行うために必要な情報を提供している厚生労働省の情報提供サイトについて説明してきましたが、厚生労働省では働きかた改革を身近なものとして衆知してもらうためシンボルマークなどを作成しています。

先に説明した中で、働きかた改革に積極的に取り組む企業に対して、各種の認定制度を設けて認定することにより企業のイメージアップ、働きやすい会社として周囲の人に衆知され人材獲得面で有利になるなどの支援を行っていることを以前説明しましたが(くるみん、プラチナくるみん、えるぼし、ユースエールについて説明しました)、治療と仕事の両立支援、仕事と介護の両立支援については制度・施策の周知を図るためにシンボルマークを作成しています。

厚生労働省ホームページでは、キャリアコンサルタントが知っていてよいシンボルマークについて、キャラクター作成の意図などについて次のように説明しています。

・「仕事と介護を両立できる職場環境」の整備促進のためのシンボルマーク(愛称:トモニン)
親や家族などの介護のために、やむを得ず仕事を辞める介護離職が増加しています。介護に直面する労働者は、企業において中核的な人材として活躍している場合も少なくありません。仕事と介護を両立できる職場環境の整備を図り、こうした人材の離職を防止することは、企業の持続的な発展にとって重要な課題となっています。
このような状況下で、厚生労働省は、企業が介護離職を未然に防止するため、仕事と介護を両立できる職場環境の整備促進に取り組むことを示すシンボルマークを作成し、仕事と介護を両立しやすい職場環境の取組への関心及び認知度を高め、介護離職を防止するための取組に向けた社会的気運の醸成を図っていきます。

シンボルマークの使い方について、キャリアコンサルタントが知っているとよいこととして、仕事と介護を両立できる職場環境の整備促進に取り組んでいる企業は、「両立支援のひろば」というサイトに取組内容を登録することにより、募集要項、会社案内、ホームページなどにトモニンを掲載し、仕事と介護の両立に取り組んでいる企業であることをアピールすることができます。また商品、名刺などにトモニンを掲載し、企業のイメージアップを図ることができます。

・「ちりょうさ」 「治療と仕事の両立支援」のキャラクター
厚生労働省では、「治療と仕事の両立支援」について、キャリアコンサルタントなど社会に広く知ってもらうことを目的としたイメージキャラクターを作成しています。
最近では、がん等の病気になっても、治療をしながら働き続ける方が増えています。キャリアコンサルタントは、このような働き方を可能とするためには、職場や病院をはじめとした社会の理解と支援をすることが大切になります。こうした状況を受けて、治療と仕事の両立支援の認知度を高め、社会の機運を盛り上げることを目的に、誰でも自由に使用できるイメージキャラクターを作成しています。

キャラクターをホームページやリーフレット等で活用するなどして、「治療と仕事の両立支援」の周知を進めると同時に、両立支援に取り組む事業者や医療機関などでの活用を促していく。
(つづく)A.K

-実践編・応用編

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