実践編・応用編

キャリアコンサルタント実践の要領 116 | テクノファ

投稿日:2021年10月8日 更新日:

◆このコーナーは、テクノファの養成コースを卒業して活躍している「キャリアコンサルタント」からの近況や情報などを発信いたします。今回はキャリアコンサルタントT.Fさんです。◆

私が現在生活保護受給者の就労支援の現場にいること・・・これはまさに自分が好きで、何が何でもこの仕事がしたいと正直希望したわけではありません。

私は1984年4月にある半導体商社の人事労務にてメンタル不全者対応、社員相談室を運営してきました。時代の背景もありますが、企業が景気悪くなるとともに人員整理が始まり、同僚に早期退職を進める側として、仕事をしてきました。
メンタル不全者の職場復帰をサポートする一方で、あるとき手のひらを返すように退職を促す。人材扱いから突然コストに変わることに矛盾を抱き、うつうつと悩む日が続きました。

このままではいけないと思い、知り合いの紹介でテクノファのキャリア・カウンセラー養成コースを受講しました。そこで運命的な出会いとも思える(故)今野能志先生をはじめ、横山哲夫先生、渡辺三枝子先生、小澤康司先生など、キャリア・カウンセラーの世界で、実務を行っている先生方に教えを乞うことができたことが、今に至る私の原点であったと思っています。

ただ、理論だけでは書籍を読めば理解できると思っていた私でしたが、理論とともに実務の経験の話はためになり、なおかつロールプレイングで直接指導を受けられたことは、今現在も私のカウンセリングのスーパーバイザーとして私の頑張れる力になっていることは間違いありません。
その後、産業カウンセラーや精神保健福祉士、2級キャリア・コンサルティング技能士など、対人支援の仕事に舵を切った以降は、必用に迫られて勉強してきました。

今になってみると企業での”ある仕事”がキッカケとなって新しいステージに移り、全く異なった仕事に出会う。
そこには予期せぬ人の出会いや新鮮な知識・・・があり、その伸びていく枝は徐々に広がっていく。まさにキャリアの発達を体感した数年間であったと思います。
現在、私は人材派遣会社に所属し川崎市の生活保護受給者の就労支援に携わっています。

就労支援にカウンセリングは必要ないのではと思う方もいるかもい知れませんが、生活保護に至る方たちは、何かしらの問題を抱えています。その問題を聴き、一緒に伴走しながら支援することが重要になります。これら一連の支援の基礎がキャリアカウンセリングにあると思っています。

幸いにして私はテクノファでキャリア・カウンセリングに出会い、キャリアとは、カウンセリングとは・・・から、丁寧に学ぶことができたことが、今日に繋がっていると思っています。対人支援職としてはまだ駆け出しですが、長くそして多くの人に関わり、就労支援に携わっていきたいと考えています。
(つづく)K.I

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