国家試験

キャリアコンサルタント国家試験合格 116 | テクノファ

投稿日:

キャリアコンサルタントがキャリアコンサルティングを行う上で係りのある働きかた改革を推進する多様で柔軟な働きかたをかなえる制度・施策が整備されてきていること、 その制度施策に基づく具体的な支援情報を、支援を必要としている人や支援する側の立場の人・組織に周知するサイトがあること、働きかた改革を推進するためには働く人のキャリア形成支援も重要であることから、キャリア形成支援におけるキャリアコンサルティングの役割が重視され、キャリアコンサルティングの質の向上や、キャリアコンサルタントの能力向上が図られていることなど、今まで主として働きかた改革に関連した事項を中心に説明してきました。

今回からは、キャリアコンサルタントがキャリアコンサルティングを行う際に必要な知識とそれを補う資料について、説明します。

今回はキャリア・インサイト(統合版)について説明します。
独立行政法人労働政策研究・研修機構のサイト
https://www.jil.go.jp/institute/seika/careerinsites/index.html
とそのリンク先の内容により説明します。

  • キャリア・インサイト(統合版)

キャリア・インサイトは、利用者自身がコンピュータを使いながら、職業選択に役立つ適性評価、適性に合致した職業リストの参照、職業情報の検索、キャリアプランニングなどを実施できる総合的なキャリアガイダンスシステムです。

これまでの18歳から34歳程度の職業経験の少ない若年者を対象とした「Career In★Sites(キャリア・インサイト)」と、35歳以上で職業経験のある求職者の方を対象とした「キャリア・インサイトMC(ミッド・キャリア)」を、1つのシステムで利用できるように、統合版として改訂したもの。

〇キャリア・インサイトの目的
利用者がパソコンを使いながら、自分の個性を理解し、その上で、将来の進路や職業について考える素材を得られるように支援すること。

〇機能
キャリア・インサイトは、主に4つの機能で構成されている。
1.適性評価機能(適性診断コーナー)
2.職業情報の検索機能(職業情報コーナー)
3.適性と職業との照合機能(総合評価コーナー)
4.キャリア・プランニング機能(キャリア・プランニングコーナー)

〇特徴
・適性理解、職業の検索、キャリアプランなど、キャリア・ガイダンスに必要な基本的ステップを利用者が一人で経験できるような内容で構成されている。
・さまざまな側面から適性評価ができ、適性理解に重きが置かれている。
・わかりやすさ、使いやすさが工夫されている。

〇キャリア・インサイトの構成
メニュー段階でECコースとMCコースに分かれる。どちらのコースを利用するかは、利用者の年齢や職業経験を考慮して決定。

〇キャリア・インサイトの内容
キャリア・インサイトの中心機能は「適性診断コーナー」で、そこには「能力」、「職業興味」、「価値観」、「行動特性」という4つの適性評価ツールが組み込まれています。

〇利用方法
キャリア・インサイトには様々な機能が用意されていますが、必ずしも全ての機能を使う必要はありません。利用者のニーズにあわせて、好きな機能を使うことができます。
・若年者の場合には、システムの中心的な機能である適性診断コーナーの4つの評価を実施する人が多い。
・時間があまりとれない場合には、能力評価、職業興味評価の後、総合評価コーナーを実施して終了という利用方法もあります。
・職業相談の中で活用する場合には、利用者の要望や状況に合った利用方法を相談担当者からアドバイスするとよい。

〇利用対象者
キャリア・インサイトECは、18歳から34歳程度の若年者で、職業経験が無いか、もしくは経験が少ない方を主な利用対象者としています。
キャリア・インサイトMCは、35歳から60歳代程度で、職業経験のある方を主な利用対象者としています。

〇利用上の留意点
得られた結果については、利用者と相談担当者が一緒に解釈していただくことを勧めています。
キャリア・インサイトは職業とのマッチングを目的としたシステムではありません。適性評価の一部に、プロフィールに合致した具体的な職業名が表示される部分がありますが、示された職業名は、能力や興味の特徴から調べた場合に実際の職業には具体的にどのようなものがあるのかということを示した例であり、その職業に就くことを勧めるような意図で示されているものではありません。
利用者が結果をよく理解できるように、また、結果を誤って解釈したり、固定的に受け止めてしまうことがないように、サポートが必要です。
(つづく)A.K

-国家試験

執筆者:

関連記事

キャリアコンサルタント国家資格合格8I テクノファ

キャリアコンサルタント国家試験の出題範囲に関係する「キャリアコンサルタントの能力要件の見直し等に関する報告書」について話をしています。 厚労省報告書における、今後キャリアコンサルタントに求められる能力要件の前提についての続きです。 (2)キャリアコンサルタント登録制度を取り巻く現状 キャリアコンサルタント登録制度については、平成28 年4月の創設から2年弱を経過したが、登録者数は3万人を超えた(平成30 年2月末時点で33,394人)。キャリアコンサルタント試験については、第1回~第6回の合計の学科試験合格者が8,428 人、実技試験合格者が9,393 人であった。また、養成講習については認定 …

キャリアコンサルタント国家試験合格 91 | テクノファ

キャリアコンサルタントがキャリアコンサルティングを行う上で係りがある、働きかた改革を推進する多様で柔軟な働きかたを可能にする制度・施策を説明してきました。続いて前回は様々な事情を抱えて、多様で柔軟な働きかたを必要としている、これまで説明してきた制度・施策の対象者である働く人たち、その人たちを具体的に支援する立場にある支援者やキャリアコンサルタントなどに対して必要な情報を提供している厚生労働省のサイトのひとつ「治療と仕事の両立支援ナビ」の「事業場における治療と仕事の両立支援のためのガイドライン」 https://chiryoutoshigoto.mhlw.go.jp/dl/guideline.p …

キャリアコンサルタント国家試験合格 134 | テクノファ

キャリアコンサルタントがキャリアコンサルティングを行う際に必要な知識とそれを補う資料について説明していますが、今回は、これまで説明してきたキャリア形成支援に関連して、厚生労働省のキャリア形成支援の施策の一つ、「人材開発支援助成金」について説明します。 厚生労働省のキャリア形成支援のサイト https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/shokugyounouryoku/career_formation/index.html とそのリンク先の厚生労働省資料より説明します。 〇人材開発支援助成金は、労働者の職業生活設計の …

キャリコンサルタント国家試験合格 126 | テクノファ

キャリアコンサルタントがキャリアコンサルティングを行う際に必要な知識とそれを補う資料について説明していますが、今回は厚生労働省が運営する職業情報提供サイト(日本版O-NET)にからキャリアコンサルタントが知っておくと良い知識ついて説明します。これまでキャリアコンサルタントに関わりの深い「職業能力開発促進法」について説明してきましたが、今回はその職業能力開発促進法第5条第1項の規定に基づき、職業訓練や職業能力評価など、職業能力の開発に関する基本となるべき計画を策定する職業能力開発基本計画について説明します。(職業能力開発促進法に題名改正される前の1次から3次までは職業訓練基本計画) 第7次職業能 …

キャリアコンサルタント国家資格合格 熟練レベル I テクノファ

キャリアコンサルティング技能検定2級試験は、「熟練レベルのキャリアコンサルタント」に求める能力判定の試験です。 「標準レベル」に該当するキャリアコンサルタントの場合には、キャリアコンサルティングの実務経験は問われません。国家資格試験に合格し登録した人はキャリアコンサルタントを名乗ることができます。しかし、この場合は国家資格試験に合格したというだけであり、実態としてはキャリアコンサルティングの実務経験がある人もいれば、実務経験がまったくない人もいます。それではキャリアコンサルティングの質を確保することが難しいので、 厚生労働省は「事実上の標準レベル」として熟練レベルを設定しています。 「熟練レベ …

2022年1月
« 12月    
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031