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キャリアコンサルタント国家試験合格 117 | テクノファ

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キャリアコンサルタントがキャリアコンサルティングを行う際に必要な知識とそれを補う資料について説明していますが、今回はキャリアシミュレーションプログラムについて説明します。

独立行政法人労働政策研究・研修機構のサイト
https://www.jil.go.jp/institute/seika/csp/index.html
より説明します。

キャリアシミュレーションプログラムは、就業経験がないか浅い大学生等や若年者向けに開発された、就職後の職業生活のイメージを伝えるためのグループワーク型の授業、セミナー用教材です。大学2~3年生を対象とした集団実施を想定して開発されました。

キャリアコンサルタントは、支援者就職後の長期的な職業生活のイメージを獲得するだけでなく、社会生活で直面しやすい困難場面への関心を高め、その対処策についてグループワークを通じて考えを深めることができます。
〇キャリアシミュレーションプログラムの特徴
・シミュレーションとふりかえりの二部構成になっています
・職業生活初期の就業イメージを得ることができます
・楽しくリラックスした雰囲気の中で、目的とする課題に集中できます
・授業(90分)で実施できるほか、自由なアレンジもできます
・キャリアシミュレーションプログラムシートを印刷するだけで場所を問わず手軽に実施でき、無料です。

〇キャリアシミュレーションプログラムの使い方
キャリアシミュレーションプログラムは、ファシリテータ(実施者)1名と、参加者が3名以上いれば実施できます。教室に20~30名程度の参加者がいて、4名前後のグループに分かれ、4~6グループが同時並行で実施する形が一般的です。

〇標準的な実施方法
ステップ1 シミュレーションの実施
グループごとに分かれて着席した参加者に、キャリアシミュレーションプログラムの目的と実施手順を説明した後、「スタート~25歳」、「25~30歳」の順にすごろくを始めます。各年代のシート終了後は結果・得点シートに点数を記入します。

ステップ2 ふりかえりとディスカッション
「スタート~25歳(新人期)」「25~30歳(一人前期)」の順に内容をふりかえります。まず、各年代で出てきた困難場面に対する自分の考えを、ふりかえりシートの個人ワークの部分にまとめます。次に、グループワークでそれぞれの考えを共有し、各年代のテーマについて話し合います。最後に、各グループの代表者が話し合い内容について簡単に報告します。
両年代を同時にふりかえる方法と、一年代ずつ別々にふりかえる方法があります。後者はやや時間がかかります。

ステップ3 話し合い結果への講評と発展
ふりかえりシートを使った話し合いとその発表を聞いて、出てきた話題についてファシリテータが整理・講評し、まとめます。

〇利用上の注意
キャリアシミュレーションプログラムは、就職した経験のない若年者に対し、就職後の初期キャリアの長期的な流れを体感・理解し、考えを深めてもらうことを目的としています。したがって、書かれた内容に過度にこだわったり、ある選択肢を選んだ結果が必ずこうなるというような、固定的、絶対的な見方をしないよう留意する必要があります。
(つづく)A.K

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