実践編・応用編

何か目標を立てられましたか? | テクノファ

投稿日:2022年9月11日 更新日:

テクノファは、あなた自身が輝いて働く(生きる)ためのトレーニング・講座をご提供しています。何よりも、自分の人生を自分で計画し切り開いていく、そのための自分自身が、何になりたいのか? そもそも自分は何者なのか? どうやったらなりたいものになれるのか。一つ一つを明確にすることで、地面が揺らいだときにも、急に会社の方針が変わったとしても、しっかりと地面をつかむことができ、自分の働き方をつかむことができるのです。常に成長し変化している人の成長を支援することがキャリア開発支援です。

キャリアのカウンセリング・コンサルティング・ガイダンスや、キャリア教育、人材育成など、人の成長にかかわっている方々や、部下を持っている上司、組織の一員として働いている方々や、家族(親、子供、夫婦など)の役割を担っている方々全てにこのメールマガジンをお届けします。

このコーナーは、活躍している「キャリアコンサルタント」からの近況や情報などを発信いたします。今回はキャリアコンサルタントのT.Fさんからです。

時の経つのは早いもので毎年夏休みが終わり、すぐに”ひと月”が経ってしまいます。
皆さんはどんな年の後半にしようとお考えでしょうか。

何か目標を立てられましたか?
ところで皆さんは目標を立てても先送りにしてしまったという経験はありますか?
事の大小に係わらず誰にでもそんな経験はあると思います。

所謂、『目標や課題、やるべきことの先送り』です。毎年、目標を立てても、そのうちに忘れてしまうのか、振り返ると一年が経とうとして、
「なんと一年が早く過ぎていくことか」と感心してしまう。
そして懲りずに新年また目標を、、、
そんな自分を「俺ってもしかしてグズ?」「なんとかならないものか?」と、嘆いてしまうことも。
いつのまにか私のひとり言になってしまいましたが、話は変わり、私が就労支援している場面にもそんな「先送り」が染みついてしまった人達が頻繁に現れます。

それなりに働けない理由はあるようですが、聞けばいま仕事をされている私達と大きな違いはないように思われます。
働けない理由をご自身では大きな存在にしてお話になられる傾向があるようです。
お仕事探しの支援でよくある会話に、「病気になってしまって、もう○年仕事をしていないので・・・」「体調が心配で」「この身体で働ける仕事がないから・・・」と、就労しなければならないことは分かっているが、いろいろ理由をつくっては行動に移せない人達です。

なぜ、彼らは先送りにするのでしょうか? 最も大きな要因は、今の状況が継続しても生命を脅かされることはなく、「先送り」しても、現状の生活を維持できてしまうからでしょう。
生活保護を受けている人の中には、仕事をして17~18万円の収入を得てしまうと生活保護を廃止されてしまうため、リスクを回避しようと働くことをセーブする人もいるのが実態です。

そして、心理的な要因としては、問題解決に向けの行動を起こすことで、想定される大変さや不安、恐怖から逃げてしまうことがあげられます。そして、結局、口からでる言葉は「来月から・・・」、「暖かく(涼しく)なってから・・・」 「自分に合った仕事を見つけてから」と、自分を騙しながら毎日を送ってしまい、振り返ると何も変わらず、「早っ!もう一年経ってしまった!」となってしまいます。

リタ・エメット著(中井京子訳)『いまやろうと思ってたのに・・・』は、そんな「先送り」心理を分析して解消法を教えてくれる本ですが、その中で著者は、 「幼い子どもを見れば、わたしたちは今すぐやりたいという情熱が生まれつき備わっていて、それがいつの間にか言い訳したり明日に延ばしたりするような性癖を身に付けていくのだと 思います」と。
なるほど!子供のときは、やりたいことは直ぐにでも行動していたし、逆に親から「いい加減にしろ」と叱られていたことを覚えています。
知恵を付けるにつれて、自分に対し先送りにする言い訳をつくっては、納得する癖をつけてしまったということのようです。
私は、そんな人達に行動のキッカケを持ってもらうために、就労に向けたトレーニングのカリキュラムで「目標は何も現状を大きく変えるもでなくてもいい。小さな変化でもいいので何か今と違ったことをしてみよう」と話します。
大切なことは小さな目標にゆっくりでも動き出すことで、それがその後を大きく左右するからです。
こんな方を支援したことがあります。若いときに数年就労しましたが、親の介護をキッカケに就労から遠ざかり、親が亡くなっても就労を先延ばしにして20年以上が過ぎてしまいました。

トレーニングに休むことなく出席され、終了後間もなく短時間の仕事を決められて長~いブランクに終止符を打って仕事人生をスタートされました。
少しはこの方の役に立ったようです。
(つづく)K.I

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