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キャリア開発支援のためのメールマガジン…vol.74(2019年2月号)…

■□■━━【コラム】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■

 キャリア・カウンセラー便り"小西理子さん"テクノファ養成講座27期生です。

  ◆このコーナーは、活躍している「キャリア・カウンセラー」からの近況や情報などを発信いたします。◆

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【セルフキャリアドック制度の認知に向けて~「自主自律」の意味とは…】

皆さまはじめまして。
テクノファでの国家資格キャリア・コンサルタント養成講座、第1回目(27期)修了生の小西と申します。

勉強と、資格取得後の実践に、それはそれはのめり込んでしまい…

33歳という微妙なお年頃に、とうとう当時勤めていた会社を辞める羽目になり現在に至ります。
今日は茨の道に足を踏み入れてしまった私の愚痴をひとつ。

脱サラしてしまったので何とか自分でお仕事を見つけてこなくてはと、営業活動なんかもしてみるわけです。
その中でセルフキャリアドック制度を中小企業の経営者さんに勧めると、どうも話が噛み合わないことがよくありました。

どうやら、「キャリア・コンサルティングなんて従業員の成長の役に立たない」とおっしゃる。

…ふむ、そうですね。
そういう場合もあるかもしれません。
で、そのココロは、と問うと…

「逃げられたら困る」
「気づかれたら困る」
「自我を持たれたら困る」

逃げる、とは穏やかでない…
しかも、困るとは???

さらにお話を伺うと、
「従業員を騙して転職を唆されたら困る」とか、
「従業員に変なこと(恐らく労務知識などのことを仰っていたようです)を
吹き込まれたら困る」とか、キャリアコンサルタントの職務に対する大いなる誤解を口にされる…。
さっぱり噛み合いません。
厚労省のパンフレットのガイドラインに沿って説明していたらこの有様で、らちがあきませんでした。
そうでしょうね。
そもそも自主性を持たれ(すぎ)たら困るとおっしゃるのですから。
自主性が企業生産性の向上に不利益を生むという理屈では厚労省の政策と相反するものです。

上記のような企業でも、助成金の需要から制度導入を申請した企業もありましたし、誤解が解けないままの経営者さんもいます。
助成金制度は終了してしまいましたし、「社員の自主自律を信頼できない」というこの寂しげな事態の打開にはまだまだ時間がかかりそうです。

ちなみに、市況に伴って私自身のキャリア・コンサルタントとしての(経済的な)自主自律もガタガタです。

それでも当面は、別のスキルでアルバイトなどをしながら「フリーのキャリア・コンサルタント」としての立場にこだわることにしています。
私自身が「自主自律のもとで生きている」という自分のアンカーを持っていたいからかなぁ、
などと思っています。
組織の理屈の中でもクライアントの悩みに寄り添える、というスキルと自信がついたら組織に所属することもあるかもしれません。
(よい場所がありましたら是非ご紹介ください!)
ところが最近、私生活では夫という帰属先を持ってしまい…
自分のアンカーとの矛盾やせめぎ合いに、精神鍛錬の毎日です
(キャリア・コンサルタントが何か、彼にすら未だにわかってもらえませんし泣)。

きっとこの鍛錬の暁には、また支援できるクライアントさんが待っていらっしゃることでしょう。

  ◆おわり◆


キャリア開発支援のためのメールマガジン…vol.72(2018年12月号)…

■□■━━【コラム】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■

 キャリア・カウンセラー便り"近藤ひとみさん"テクノファ養成講座18期生です。
  ◆このコーナーは、活躍している「キャリア・カウンセラー」からの近況や情報などを発信いたします。◆

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「社会と取っ組み合うカウンセラーを目指して」
上級プロフェッショナル心理カウンセラー2級キャリアコンサルティング技能士、キャリアコンサルタント   近藤ひとみ

私が学んだ心理カウンセリングの先生の教えは、「カウンセラーは常に社会と取っ組み合わなければいけない」というものです。
その言葉は私の中に自然に染み付いており、カウンセラーとしての活動の原点であり、判断の基準となっています。

昨年秋、行政による初めてのSNS相談が行われました。
電話離れした若者の文化を尊重した結果であり、実際に対応数の1日平均を比べてみると、電話・メールでの相談が0.7件に対してLINEでの相談は39.1件(アクセス数は112.8件)と圧倒的でした。

そして今年3月には、厚労省の自殺防止事業の一環として1ヶ月間のSNS相談が実施されたのに続き、夏休み~新学期にかけては文科省の取り組みとして多くの自治体で中高生のためのSNS相談が行われたのです。私も今年3月以降、いくつかのSNS相談の現場に入らせていただきました。

中でも、ボランティアとして参加した大阪北部地震や西日本豪雨の被害にあわれた方々を対象としたSNS相談では、2011年の東日本大震災の時との違いを強く感じたものです。

2011年の災害時は、震災から1ヶ月半以上経って初めて現地に足を運び、リスニングボランティアとして被災者のお話を聞くことができたのですが、今回は数日後にはSNSでのカウンセリング対応ができたのです。

SNSを使ったカウンセリングに対してはさまざまな意見があることも知っています。
でも、スマホがあればいつでもカウンセリングを受けられるって素敵じゃないですか?
ポケットやカバンの中にカウンセラーがいるようなものです。

こうした社会の動き、社会のニーズに合わせて必要なスキルを磨いていくことも社会と向き合ってカウンセラー活動を続けていくことだと思います。

これはキャリアカウンセラーにも同じことが言えるのではないかと考えています。

10月にニューヨークのカウンセリングの現場を訪ねる研修旅行に行ってきました。

問題を持った子供たちのための施設「グリーンチムニーズ」、「ゲイメンズヘルスクライシス」というエイズの方々への対応の先駆者的存在の団体や青年を対象としたセクシュアルマイノリティの薬物依存への対応を中心とした施設など、いろいろなところを訪問してきました。

そこではメンタルヘルスもキャリアも重要な要素の一つであっても唯一の目的ではなく、いずれも貧困や家庭問題などと密接に結びついた問題の中で、カウンセラーだけではなくソーシャルワーカーや医療関係者等、さまざまな立場の人たちが力を合わせて対応している、まさに社会問題と真っ向から向き合った世界でした。

私はこれからも、自分なりに社会との取っ組み合いを続けていくつもりです。
そうした活動を続けていくことが、キャリアカウンセラーとしての自分の成長にもつながると信じています。

  ◆おわり◆


キャリア開発支援のためのメールマガジン…vol.70(2018年10月号)…

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 キャリア・カウンセラー便り"佐藤彩有里さん"
  ◆このコーナーは、活躍している「キャリア・カウンセラー」からの近況や情報などを発信いたします。◆

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◆「キャリアと資格」キャリアコンサルティングの現場から ◆

2010年にテクノファで養成講座を修了した10期生です。
会社員をしているときに上司の勧めでテクノファを知りました。
現在は人事・キャリアコンサルタントとして、企業などの組織や個人に対するサービスを提供する仕事をしています。

講座を修了する際、先生方から「今日が始まり。一生学び続けてください」と言われた言葉を思い出します。
本当にその通りで、現代のように労働年数が長くなっており、スピードが求められる社会経済環境でキャリアを支援するということは、即ちこちらの知識やスキルもアップデートしていかなければならないということですが、逆に言うといろいろなことを学ばせてもらえるチャンスがある、得な職業だなと感じています。

また、以前ある方に「クライエントの限界はあなたの限界。あなたが乗り越えた時にクライエントにも同じようなことが起き始める」と言われたことがあり、これまでの経験から、本当にその通りだと思うことが多くありました。

キャリアコンサルタントの皆さんにはそれぞれ強みがあると思いますが、私もキャリアコンサルタントという資格に何を「??」(掛ける)のかということを考えてきました。

私の場合、まずは経験のあった「人事」という職業にそれを??(掛け)て人事コンサルティングの仕事を始めました。

ちょうどリーマンショック以後のリストラ策で企業内の人事担当者が不足しているという時代背景もあり、コンパクトに動けて必要な時だけ使えるというサービスを提供することで、中小企業だけでなく、大企業でも仕事をいただくことができました。

そうしたところ、いろいろな業界の人事戦略を知ることができるようになり、未経験者や他業界への転職を希望している個人の方の相談に対してより的確なアドバイスができるようになり、クライエントの採用率も高まりました。

また、キャリアコンサルタントになるだいぶ前から勉強していた依存症について、いろいろなきっかけから「コミュニティ強化アプローチ」という介入方法を日本に輸入する手伝いをするようになり、英語もそれほど得意ではなかったのですが、今ではプログラムの通訳をするようにもなり、アジアリージョンを統括するための団体も立ち上げました。

そして、そのプログラムのコンテンツをキャリアコンサルティングに取り入れるということを始めたのですが、これは多分世界でも稀な事例だと自負しています。
いずれは逆方面として、依存症問題を持つ方ご本人やご家族に対する介入方法にキャリアコンサルティングの手法を取り入れるということもしてみたいと思っており、「依存症」というキーワードも「??」に加えたいと思っています。

偶然のようにも思えますが、よく経緯を思い出してみると過去に始めた小さなことが契機になっており、まさしくクランボルツ博士の言う「Planned Happenstance」なのだと思います。
数年かかってようやく蕾になるかならないかだと思うので、日頃から自分の興味関心に水や肥料を遣っておくことが大事だとつくづく感じています。

私たち自信が「こだわりすぎない」というスタンスも重要だと考えています。
今はこういった仕事をしていますが、私もまたどこかでキャリアチェンジを図るかもしれません。
「ずっと◯◯」という肩書きに縛られるのではなく、内的キャリアを大事にするという教えもテクノファで教わったことです。
私たち自身の柔軟性が、クライエント支援の幅を広げると信じています。


キャリア開発支援のためのメールマガジン…vol.68(2018年8月号)…

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 キャリア・カウンセラー便り"佐々木新吾さん"
  ◆このコーナーは、活躍している「キャリア・カウンセラー」からの近況や情報などを発信いたします。◆

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◆「キャリアと資格」キャリアコンサルティングの現場から ◆

キャリアコンサルティング技能士2級 佐々木新吾
民営職業紹介事業者キャリアカウンセラー歴22年。


転職相談、就職支援の現場で感じている「資格」とキャリアについて感じることを今回はお伝えできればと思います。

自分の目指すキャリア形成のために資格取得を目指すことはよくあることです。
何か資格を取得することは前向きな行動でとても良いことですね。

英語力をアピールする英語検定やTOEIC( TOEICは資格ではありませんが、実際のところ履歴書の資格欄にスコアを書くことが当たり前になっていますので、資格のような扱いになっています)。

学生の就活の現場では、英語を実務で使う仕事をしたいと考えたときには、英検やTOEICのスコアを一生懸命高いところを目指して勉強している学生も多いと思います。
とても前向きな行動で良いですね。
また、経理部門や会計事務所に就職したいと考えると簿記や税理士資格を取得して、知識のあることをアピールします。

社会人としての実務経験のない学生が、資格を取得して知識やポテンシャルを持っているということをアピールするのはとても良いことですが、一方で、社会人、特に社会に出て10年以上となると、実務経験がなければ、資格を持っているからキャリアを高く評価されるものではないというのが厳しいようですが、現実となっています。

キャリコンサルタントの資格については、後回しにさせていただきますが、皆さんはキャリアコンサルタントとして、相談者の話を聞くときに、どのように対応されていますか?

実務経験が、乏しいけれども資格取得を目指している相談者がいたとします。
資格取得の目的は、より良い条件で就業することです。

しかしながら、現実的には実務経験を相談者は持っていない。
例えば、経理部門で仕事がしたいということで、簿記2級の取得を目指している相談者がいらして、実務経験はお持ちでないないという状態です。
相談者自身が自らのキャリアを切り開くために簿記2級を取得しようとしていることはとても良いことで高く評価されるべきものであると思います。
ただ、簿記2級を取得したから、すぐに経理部門で仕事ができるとは限らないのが現実です。

相談者は、そのことも良く理解しているけども頑張って簿記2級を取得するために今持っているエネルギーを資格取得にすべて注ぎ込んでいるように見えます。

私たちキャリアコンサルタントは、そうした相談者にどのように向かい合えばよいのでしょうか。
個々の相談者の年齢、パーソナリティー、持っている価値観、知識や情報の違いにより、キャリアコンサルティングの中身は違ってくるので回答は一つではなく、相談者の数だけ回答はあるでしょう。

それでは、私たちが取得している「キャリアコンサルタント」資格を皆さんはどのようにお考えでしょうか?

実務経験をお持ちでなくてキャリアコンサルティング資格を目指されている方も実際には多いと思います。
実務経験が無いけれどもキャリコンという資格を取得しようとして状況において、キャリコン自身は、自分のキャリアをどのようにキャリアデザインしているのでしょうか。

キャリアコンサルタント資格がゴールになってしまっていませんでしょうか?

キャリアコンサルタント資格ほど資格を取得してから、本当のキャリアコンサルタントとして、すべての活動が始まるという資格はないのではないかと私は感じています。

キャリアコンサルタント資格が国家資格となり、国家資格を取得すれば、キャリアコンサルタントの仕事ができると考えていらっしゃる方もいるかもしれません。

確かに有資格でないと始まらない仕事ではあるのですが、キャリアコンサルタント自身の考え方としては、資格取得はゴールではなく、キャリアコンサルタントとして資格を取得して初めて、この世に誕生して産声を上げた赤ん坊の状態であるのではないでしょうか。

資格を取得してから始まるステージは、あくまでもスタートラインに立っていると考えるのがよいのではないでしょうか。キャリアコンサルタント資格を取得したからキャリアコンサルティングができるというのは過信となってしまいます。

そのようなことを考えるとキャリアコンサルタントほど、資格取得してから、その個人がどうあるべきか、何を考え、どう行動すべきなのかを問われる資格はこの世には存在していないように強く感じています。

実際の現場では、実務経験が豊富なキャリアコンサルタントも経験の乏しいキャリアコンサルタントも、いつでも同じ重さの責任のある立場です。

キャリアコンサルタントはキャリアコンサルタント自身のキャリア形成の歩みを止めることのできない仕事であり、他者に寄り添いながら、永遠に課題が続く道を進んでいく仕事なのだと感じています。

社会がキャリアコンサルタントの存在価値を認めるには、自己研鑽、自己探求が永遠に続いてしまうという仕事です。
なかなか厳しく険しい道が待っていますが、とても遣り甲斐のある仕事ではないでしょうか。

自己研鑽を永遠に続けなければならないキャリアコンサルタント。
ネットワークが必要な時も多く遭遇します。

過信せずに自分のスキルを向上させていくことを忘れずに相談者に向かい合っていく。
私たち自身も時には助けが必要になりますが、いつでも相談者に対する責任の重さは忘れないように、自分に言い聞かせながら仕事をしなければと、このコラムを書いていてあらためて強く感じています。

  ◆おわり◆


キャリア開発支援のためのメールマガジン…vol.66(2018年6月号)…

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 キャリアコンサルタント便り"安川由華さん"

  ◆このコーナーは、活躍している「キャリアコンサルタント」からの近況や情報などを発信いたします。◆

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6月、大型連休を経て、新しい生活に慣れて来る方も多いこの時期。
私自身も新年度を迎え、昨年の大きな転機を思い出している。

昨年4月、夫の転勤に伴い、東京から四国へ引っ越しをした。

急に仕事を退職することになり、大きく気持ちが揺れた。
家族で引っ越しをするだろうことは、随分前から予想されていたことで、いざその時が来たら、全国どこでも自分の力を活かせるようにと、キャリアコンサルタントの資格取得を目指してきた。

2006年から始めた、女性向けサービスのスーパーバイザーの仕事を通じて、様々な企業の雇用状況を知り、そこで働く人の想いを聞き、より多くの人が「やりがい、働きがい」を持って仕事ができるようなお手伝いをしたいと思うようになった。

「キャリアコンサルタント」という仕事があると知った数年後の2013年、テクノファの養成講座受講をスタート。

同期に恵まれ、毎回の講座がとても楽しく、大変良い学びを得ることができた。

その後、国家資格2級へチャレンジし、3回目で合格。2015年のことだった。
その間に長女を出産、翌年には育児休暇明けで仕事復帰と、忙しく過ごす中で、いつしか「キャリアコンサルタントを生業」に、という気持ちは正直消えかかっていた。

そんな中、昨年、引っ越しのため、慣れ親しんだ会社を退職せざるを得なくなった。
家族の都合とはいえ、突然の退職は会社にも迷惑をかけてしまう。
そこで、会社からの提案もあって、業務委託という形で、パソコンや電話を使って遠隔で仕事を続けて行くことになった。
仕事への責任を持つ(急に辞めない)ことは、会社での学びである。
仕事は続けよう、という腹は決まった。

一方で、この機会をチャンスと思う自分もいた。
「このために、資格取得を目指してきたのだ」という原点に立ち返ることができた。

そこで、これまでキャリア関連の講習会等で出会った、キャリアコンサルタントの先輩方に連絡をさせていただき、直接のお話、あるいはお電話で、働き方・お仕事にかける想い・アドバイス等々を頂戴することができた。

これほど心強いことはなく、出会えたことへの感謝を噛みしめながら東京を離れた。

その後、遠隔での仕事がスタートしたが、うまくいくことばかりではなかった。
情報伝達の遅れや、コミュニケーションミス、そして、整理できていたと思っていた"退職"という事実に対する混沌とした想い…

今まで会社に守られていた自分、意外と自立ができていない自分を実感し、1人という環境もあって気持ちが不安定になることも多々あった。

まさにトランジションを体験した1年。ニュートラルゾーンの混乱、苦悩を味わった。

しかしながら、時が経つにつれて中立圏(ニュートラルゾーン)から、開始(新しい始まり)に向かっていく自分も見えてきた。

雇用形態はどうあれ、仕事を続けられることは安定感がある、これまでと変わらないやりがい・働きがいもある、仕事の中からも、学べることが沢山ある、今の仕事をしながら、キャリアコンサルタントとしての仕事も受けて経験を積むなどのやり方もある…

こういったことは、仕事で出会うクライエントの皆さんやキャリアコンサルタントの先輩方が教えてくれた。
自分の力だけでは、乗り越えられない1年であった。

自分自身がトランジションを体験したことによって、仕事をされている多くの方が自分と同じような状況になる可能性があり、悩むこともあるだろうと、身を持って実感することができた。

この体験は、キャリアコンサルタントとしてもとても役に立った。

もしもクライエントが、ニュートラルゾーンに置かれている場合には、相手の気持ちに寄り添えるだろう。
その気持ちに共感しながら話を聞いて、対処方法を一緒に考え、そして、クライエント自身が答えを見つけ出していく手助けをしたい。

仕事も、自分自身の予期せぬ体験も、全て自分の糧として、周囲の人のために使っていくことができるキャリアコンサルタントでありたいと思う。

  おわり