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キャリア開発支援のためのメールマガジン…vol.115(2022年8月号)…

■□■━━【コラム】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■

 キャリア・カウンセラー便り"岩崎佳江さん"です。

  ◆このコーナーは、活躍している「キャリア・カウンセラー」からの近況や情報などを発信いたします。◆

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◆テクノファ24期卒業生の岩崎です。

私は
「湘南から日本を元気に!」をキャッチフレーズに 働く女性・子供を持つ女性を中心とした
コミュニケーション講座を主宰、個人セッションもしております。
また (株)CPI エグゼクティブコーチとして企業研修に参加しております。

キャリア・コンサルタントの学びは、話を聴く・話を伝えることに対して、
私の見方 聴き方 感じ方を 広げてくれました。
特に「キャリア開発24の扉」の中にある第10図は、私にとって人生を短期 中期 長期と
どの場面でも描くことができ、納得できる考え方の一つになりました。
ユーザーズコラムの「コミュニケーション・パイプはながれていますか」その問いも好きです。

さて
今回はコミュニケーションを通じて心からの笑顔を手に入れたAさんの事を
ご本人の承諾もいただいておりますが、多少設定を変えてお伝えします。

<男だから女だからは無意識?>

「女性は家事や育児をするもの」「仕事で稼ぐのは男性」など・・・
ジェンダーについては何年も前から取り組まれていますが、潜在意識の中に埋もれてしまい、
言葉だけが浮上しているところもあるようにも思えるのです。
日々の生活の中で女性がその認識の渦の中に、自分で自分を巻き込んでしまう事も
多々あるのではないでしょうか?

内閣府のホームページから 男女共同参画局2022.7.13発表のジェンダーギャップ指数は
日本の順位:116位/146か国中。とあり予想よりも低いランクであることにも驚きました。
https://www.gender.go.jp/international/int_syogaikoku/int_shihyo/index.html

<こんな苦悩もある>
Aさんは大学を卒業後の就職先では営業担当。やりがいをもって働いていました。
そして、20年ほど前に結婚のため退社。子供を3人授かり母になりました。

母として、元気に逞しく育ってほしい!という願いがあり、
こうかしら?あんな風にしたらいいかしら?
と愛情いっぱい手をかけ一生懸命でした。しかし思春期を迎えた子供には、なかなか思いが
届かない日々も続き、ある時から一番上のBが不登校となりAさんは心を痛めました。

3人目のDが小学生も中盤になったころ、Bの問題を抱えながらも、子育てをしながら
自宅でできる、某学習塾を始めました。
きっかけは 住んでいる環境で子供たちの「学ぶ」という環境に対して意識が低いと!
疑問も感じ、 自分の住んでいる町の教育環境が今より良くなることをイメージしながら、
まずは自分にできる事として子供たちが学ぶ事が楽しいと思える街づくり
「自分で考える力」「学ぶ喜び」をテーマにスタート。
わが子もそうなってほしいと願いながら・・・
そして、この塾を大きくして家族でこの仕事ができたら!
やりがいがあるだろうなぁ~とAさんが笑いながら話してくれたことを思い出すのです。

さて、
自分で考え行動できる子供に育てるにはどんなお母さんであるといいのでしょうか?
皆さんはどうお考えですか?
「~自立した人になってほしいわ・・・」など、
つい母の子供に対しての願いを話してしまいがちですが、
大切なのは、そんな子供に育ってもらうにはどんなお母さんになるといいのでしょうか?
肯定的な言葉で言えること?
ガミガミ言わないようなお母さん。これは肯定的な言葉ではありませんね。
それはどんなお母さんでしょうか?
例えば 「話を聴いてくれるお母さん」なのかもしれません。たとえ3分でも黙って話を聴く。
どうしてそう思うのかも聞いてみる。Aさんもそんなお母さんになり始め、
AさんはBとの関係を改善しはじめました。

そんな中、塾の仕事はコツコツ続け、Aさんの湧き出るアイディアやそれを実行でき、
結果を出せる素晴らしさ。
料理上手で塾に来た子供たちに食事をふるまう肝っ玉母さん的なところ
みんなを巻き込んで何かを創り上げる能力は日に日に磨かれ、周りからの評判や
支持する人が増え、教育機関からもそのやり方を見学に来るくらいにもなりました。

来てくれる塾生の人数は増え収入が今よりアップすることは生活環境が良くなる結果に
なりますが、同時に夫との関係のあれこれ・・・「夫より収入を得てはいけない!」
というビリーフが浮上し夫への不満を言う自分を責め、心の葛藤で前には進むことが
できなくなり、身体の不調にもつながり食欲はなく、めまいも発症、つらい毎日となりました。
本当は、家族みんなでこの仕事ができたら私もみんなも笑顔になれるのに・・・

<柔軟性のある考え方とコミュニケーション力で乗り越えられる!!>
わかってもらえないストーリーを語っているうちは そこからの変化はありません。
「本当はどうしたいの?」声に出して言ってみる。そんな時、人は「でもさ~」
という部分があって、そちらのほうにフォーカスしがちです。
私たちは過去のいろいろな出来事を引きずりながら今を生きています。
「でもさ~」の部分はそこに置き、未来のなりたい自分に意識を向けることで人は意欲的になるのです。

Aさんからお話を聴くたびに 成功の疑似体験をしてもらいました。
そこには自分の輝かしい世界があります!!
更に具体的に言葉にしてゆきます。例えば「何が見えるの?」と質問してみる。
「何が聞こえるの?」「そんな時にはどんな感じ?」。
すると姿勢も表情もエネルギッシュになってきます!
そして終わりに、Aさんに聞きます。言っててみてどうですか?
心からの笑顔で答えてくれます。

そして、それをやってもそうでなくとも毎回尋ねてみる。「まずは何から始める?」行動計画です。
終了時には「また聴かせてね」のマジックWordは大切にしています。
もちろんそこに置いてある「でもさ~」の部分も大切に聴いてゆきますがそれはまた別の話。

チャレンジして思い通りにならないこともありますが、Aさんの素晴らしいところは、
チャレンジし続けたことです。
自分を信じ、変化を起こした自分を知ることが自信につながり一歩ずつ目標を達成!私は、
ただただ話を聴き続けました。
男女を超えて「Aさんはどうなりたいか?」そしてなぜそう思うの?
Aさんは自分の大切にしていることを整理してゆきました。
ジェンダーギャップはできないことの言い訳だったのかもしれません。
Aさんは、少しずつ目的のための目標を達成してゆくうちに
夫より収入を得てはいけないのではなく夫と一緒に働きたい!と思う自分に気が付きました。

「この仕事は自分の天職!楽しい!自分の今の仕事を夫や家族と協力してゆけたら
今よりもっと良い家族の幸せを築いて行ける」とAさん。その言葉からは、
力強さと一致感がありました。

そして、
Aさんはご主人と二人で話をする機会を作りました。結果・・・
思ったよりずっと簡単にご主人は思いを理解してくれて彼女の描いていたことが現実となり、
生徒数もまた増え、ご主人が経営を協力してくれる事にまで話が進んだのです。

<心からの笑顔は自分でつくる>

今では、逞しく成長した子供達に、時には食事もお願いし、協力もしてもらえ、
夫も経理能力を発揮し、家族5人が幸せに過ごす基盤ができたようです。

自分が何を大切にしているかを知ること言葉にして伝えてゆく事は豊かな人生を送ることができる事。
Aさんの創り出した仕事人生はコミュニケーションを通してとてもバランスのとれたもの
になったように見えるのです。

そして今 私にできることは、皆さんのからのサポートをたくさんいただきながら学び続け
働く女性の心からの笑顔を創ってゆく事! 私も一致した心からの笑顔を発信し続けて
ゆく事だと思うのです。

  おわり◆