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キャリア開発支援のためのメールマガジン…vol.76(2019年4月号)…

■□■━━【コラム】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■

 キャリア・カウンセラー便り"石井弥生さん"テクノファ養成講座27期生です。

  ◆このコーナーは、活躍している「キャリア・カウンセラー」からの近況や情報などを発信いたします。◆

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<相談業務に就業して >

私は27期生としてテクノファで学びました。

カウンセラーになりたいと思いこの講座を受け始めたけど、授業についていくのは大変だったし、肝心のロールプレイの練習は上手くいかず絶望的な気持ちでしたが、何とかキャリアコンサルタントの試験に合格しました。

でも未経験の私をカウンセラーとして雇ってくれるところはありませんでした。
就労支援に活かせそうな経歴もなく、何度も気持ちがくじけそうになりました。

少しでも就労支援の仕事をしたいと思い、東京しごとセンター多摩の就職セミナーの運営業務で勤務をした後、現在ハローワークの窓口の一般相談員として勤務をしています。

最初は職場の独特な雰囲気に戸惑っていましたが、いまの所、どうやら私はこの仕事が苦ではないらしいと感じています。

「楽しい」という言葉は適切ではないかもしれませんが、色んな方の話が聞けるのが興味深いのです。
相談業務の現場に就業出来たことは私にとってとても嬉しいことでした。

ハローワークに来所される方々は、年代も15歳から80歳近くの方と幅広く、会社員の方だけでなく、中学や高校、大学を中退した方、主婦の方、母子家庭の方、介護等で退職をされた方、外国人の方、生活保護の方、障害者の方など状況や背景も異なり、様々な方がいらっしゃり、どんな方の担当になるか分かりません。

また、ここに来られる方々の目的や希望もみな違います。仕事を探しており、就業の相談を希望する方が多数ですが、その希望する働き方や相談内容も様々。

雇用保険受給のためになど、逆に積極的な相談を欲していない方もいらっしゃいます。
また前職場での理不尽な思いを怒りとして表す方や、つらい体験を涙ながらにお話しになる方もいらっしゃいます。

その方々によって、さらっと対応したり、じっくり話を聞いたり、柔軟に対応するように心掛けています。

指名を頂いたり、偶然何回も同じ方の対応させて頂くこともありますが、基本一期一会な気持ちで相談業務にあたっています。

求職者の方の力になれるように、何か持って帰って頂けたらなぁと思い対応しています。

例えば、職務経歴書が書けない方。ご自分のことを大した事やってきてないと思っている方には、それまでやってきたことや心掛けてきたこと挙げてもらい、ご自分の力に気づいて欲しいなと思っています。

話の中でどうやったらその人の良さをうまく引き出していけるかな…というのは毎回の課題です。

方向性が定まれば、求職者の方は自分の力で歩いていくことが出来ます。
どうするかを選ぶのはその方次第。私の役割はその選択のためのお手伝いだと思っています。

ハローワークの相談業務は、求職者の方のためにあるべきですが、その一方で職務として積極的な紹介件数や就職件数を求められる部分もある訳で、その辺りのジレンマもあります。

また予算の関係で来年もこの職務に就いていられる保証もない仕事でもあります。

自分の対応へのフィードバックや指導もなく、ミーティングもないので、この対応で良かったのか悩むこともあります。

遠慮して肝心なことを聞き損ねてしまったり、自分がしゃべりすぎてしまったり、失敗や葛藤も日々あります。

他の相談員さんとコミュニケーションをとり情報交換の必要性を感じます。

適切な支援や情報提供が出来るように、応募書類や面接のアドバイス、働き方改革など社会情勢、業界や業種の知識、労務の知識、カウンセリングスキル、メンタルヘルスなどまだまだ知識や 経験が足りず、学びたいことはたくさんあります。

「分かる」ことや「出来る」ということは、自分自身の理解や気づきの中でしか消化できないのかなと。
それには試行錯誤があり、実践して時間をかけて、自分の血や肉にしていくしかないのだろうと思います。

この仕事に就くということは、ずっと学びつづけていくことだと思います。

私は相談業務の入り口に立ったばかりですが、いずれは個別支援や自分でセミナーが出来たらいいなと思っています。

ここでの経験を糧にして、自分がこの先どういうカウンセラーでありたいのか考えながら、人生の午後を生きていきたいと思います。

  ◆おわり◆