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キャリア開発支援のためのメールマガジン…vol.127(2023年8月号)…

■□■━━【コラム】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■

 キャリア・カウンセラー便り"北林孝顕さん"です。

  ◆このコーナーは、活躍している「キャリア・カウンセラー」からの

   近況や情報などを発信いたします。◆

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皆さま、はじめまして。私はメーカーで人事を担当しております北林孝顕と申します。
テクノファキャリアコンサルタント養成講座の第46期修了生です。

キャリアコンサルタント養成講座を受講しようと思ったきっかけは、若手・中堅社員
の離職の増加です。離職する理由は人によって様々ですが、総じて、「現状への焦り」
や「もっと成長したい」という思いがあるように感じていました。

この離職の問題をどのように解決するのか。彼らがやりがいをもって、活き活きと
働き続けるためにはどうすればよいのか。こんなことを日々悩んでいましたが、
いろいろ調べていくうちに、これらの問題を解決するキーワードの1つとして、
「キャリア」という言葉が浮上してきました。
しかしながら、私自身、キャリアに関する知見に乏しく、企業のなかでキャリアを
どのように扱ったらよいのかがよくわかりませんでした。
また、自分自身も、今後どのようなキャリアを歩んでいこうかについて悩んでいた
時期でもありました。
そこで、どうせ勉強するなら資格を目指すことで本気になって勉強してみようと
一念発起し、キャリアコンサルタント養成講座の受講を決意しました。
そして、数ある講座のなかでも、最も重要だと感じていたキャリアカウンセリング
に強みがある点、コロナ禍ということもあり、オンラインで受講可能だった点、
良心的な価格であった点等の理由から、テクノファの講座を選択しました。

本講座の受講に際しては、オンラインということもあり、学習効果に不安もありましたが、
テクノファのスタッフの献身的なサポートや、素晴らしい仲間にも恵まれ、本当に充実
したものとなりました。
テクノファの養成講座で一番良かったのはCDW(キャリア開発ワークショップ)です。
これはキャリア開発について学ぶ前に、まずは自分自身のキャリアについて考えて
みようというワークショップです。自分自身のキャリアプランニングを行い、自分自身
の働く意味の明確化を行い、他者との違いを理解することで、支援者のあり様を学ぶ
ことができました。

企業のなかでキャリアをどのように扱ったらよいのかについても、自分なりに理解が
進みました。今までは、キャリアはどちらかというと企業が主として決めるものであり、
従業員側はそれに従うのが当然だという考えがやや強かったのではないかと思います。
しかしながら、多様性が益々尊重されていく現代においては、従業員1人1人の
成長と企業の成長をいかに重ね合わせ、共に成長していくことが重要になっていくの
だと自分なりに解釈しました。
この解釈をベースに、会社の仲間と更に議論を重ねた結果、従業員には自分の
キャリアは自分で考えていいということをもっと理解していただく必要があるし、
企業側はもう少し従業員に寄り添い、従業員のキャリア開発を支援していく
必要があるという結論に辿り着くことができました。
今では、キャリアサポートガイドブックの配布、世代別キャリアセミナーの開催、
キャリア相談室の設置、上司・部下間の1on1の推進など、少しずつではありますが、
当社のキャリア開発支援も進みつつあります。

また、自分自身のキャリアの方向性についても、テクノファの養成講座のなかで
多くのヒントが見つかり、かなりスッキリすることができました。
一方で、その後に受講した社外の「リーダーシップ・トレーニング」が内省を更に
深める良い機会となり、自分自身のキャリアの方向性を言語化することができ、
その道筋を明確にすることができましたので、参考までにそのトレーニングの
概要を少しだけ紹介させていただきます。

2022年1月、無事、企業内キャリアコンサルタントとしてスタートを切ったのですが、
自分自身のキャリアの方向性についてはズッとモヤモヤしている状況が続いていました。
そのような状況のなか、社外の「リーダーシップ・トレーニング」を受講する機会を
いただきました。それは大自然のなかで自分と向き合い、仲間との対話を重ねることで、
「本当の自分」をとことん追求し、自分の将来ビジョンへの次の一歩を宣言するという
トレーニングでした。このような自己内省型のトレーニングは、世の中にいろいろと
あると思うのですが、このプログラムの特徴としては、モンゴルの大雪原という
非日常の世界に身を置くことによって、徹底的に自分と向き合う覚悟が生まれる点や、
優秀なコーチや仲間が様々な視点で質問を投げかけてくれることによって、より深い
内省へと導いてくれる点が挙げられます。
このトレーニングを経て、自分の将来ビジョン、自分が本当に大事にしている価値観、
自分がこれから進みたい道が明確に見えるようになりました。
本当の自分と向き合うためには、時には昔の嫌な経験とも真正面から向き合う必要が
あるため、実は辛い側面があると思うのですが、それを受け入れることができたのは、
テクノファの養成講座を受講し、キャリア開発の全体像を理解しているというベースが
あったからだと思っています。

そういう意味では、テクノファの養成講座から始まった私のキャリア開発の旅は、
モンゴルのリーダーシップ・トレーニングでひとまず完結したと思っています。
テクノファの養成講座とモンゴルのリーダーシップ・トレーニングには心より感謝を
申し上げたいです。

最後に今後の展望ですが、企業のキャリア開発に関する取り組みも始まったばかりですので、
まだまだ頑張っていかないといけません。また、個人のキャリアについても、進みたい道は
明確になったものの、まだまだ道半ばですので、これから悩むことも多いかと思います。
しかしながら、今後も会社の仲間と協力し合いながら、かつテクノファの仲間とも情報交換
を続け、お互い切磋琢磨しながら、自分の将来ビジョンに向かって一歩一歩進んでいければ
と思っています。
また、企業での取り組みついては、いろいろと悩みながら進めている状況ですので、
同じ悩みを持っている方は是非とも意見交換させていただければ幸いです。
今後も周囲に感謝しつつも、「本当の自分」を大切にしながら、日々生きていきたいと
思っています。

◆おわり◆