キャリアコンサルティングの影響(2)|キャリコン国家試験合格40テクノファ

2023/09/29   -国家試験

キャリアコンサルタント国家試験の対策を行ううえで、知っておくべき情報をお伝えします。 ■キャリアコンサルティングの影響その2 前回に続き、キャリアコンサルティングが転職やキャリアチェンジに及ぼした影響についてみていく。 (キャリアコンサルティングの経験がある者の方が、自らの職業能力が他社で通用すると考えている者の割合が高い。また、自らの職業能力が他社で通用すると考えている者には、キャリアコンサルティングを企業外で受けている者の割合が比較的高い傾向にある) 前回みたように、キャリアコンサルティングの経験がある者には、転職やキャリアチェンジをしやすい傾向があることが分かった。キャリアコンサルティン …

キャリアコンサルティングの影響|キャリコン国家試験合格39テクノファ

2023/09/27   -国家試験

キャリアコンサルタント国家試験の対策を行ううえで、知っておくべき情報をお伝えします。 ■キャリアコンサルティングの影響 (キャリアコンサルティングが労働者のキャリア形成意識やキャリア形成に及ぼす影響) (49歳以下の年齢層の方が自ら職業生活設計を考えていきたいと考える者の割合がやや高く、正社員以外では正社員と比較して自ら職業生活設計を考えていきたいとする者の割合が低く、「わからない」とする者の割合が高い) ここからは、キャリアコンサルティングが労働者のキャリア形成意識に及ぼす影響についてみていく。まず、労働者のキャリア形成意識の状況について概観してみよう。労働者の年齢階級別に職業生活設計の考え …

キャリアチェンジを伴う転職|キャリコン国家試験合格38テクノファ

2023/09/25   -未分類

キャリアコンサルタント国家試験の対策を行ううえで、知っておくべき情報をお伝えします。 ■キャリアチェンジを伴う転職の要因 ここまで、転職希望者が実際に転職活動へ移行し、転職を実現するに当たって、どのような要因が重要であるかについてみるとともに、特にキャリアチェンジを伴う転職をするに当たって重要な要因は何かについてみてきた。最後に分析結果をまとめる。まず、転職希望者が実際に転職活動に移行し、転職を実現にするに当たって、正社員や役職に就いているなどの場合、転職活動への移行や転職の実現がしづらい傾向があることがうかがえた。 加えて、転職希望者が実際に転職活動へ移行するに当たっては、男女問わずキャリア …

DXの進展とIT人材需給|キャリコン国家試験合格37テクノファ

2023/09/23   -国家試験

キャリアコンサルタント国家試験の対策を行ううえで、知っておくべき情報をお伝えします。 ■産業界におけるDXの進展とIT人材需給の動向について ここまでみてきたように、企業におけるDXの推進等を背景として、IT人材の供給は2030年までに最大80万人程度不足すると推計されている。他方で、IT人材といっても、その業務の領域やレベルによって必要なスキルや需給の状況は異なっている。(独)情報処理推進機構(以下「IPA」という。)の「DX白書2021」及びIPAが実施したIT企業やユーザー企業を対象としたIT人材の動向に関する調査を用いて、産業界におけるDXの進展の状況及びIT人材に求められるスキルや人 …

介護・IT分野への転職|キャリコン国家試験合格36テクノファ

2023/09/21   -国家試験

キャリアコンサルタント国家試験の対策を行ううえで、知っておくべき情報をお伝えします。 ■介護・福祉分野やIT分野へキャリアチェンジする者の特徴 ここでは、今後労働力需要が高まってくる代表的な分野として、介護・福祉分野やIT分野へのキャリアチェンジをする者についての特徴をみていく。介護・福祉分野及びIT分野への転職の動向は詳細な職種の変化をとらえることが必要であるため、ここではリクルートワークス研究所「全国就業実態パネル調査」を用いて分析を行う。なお、他分野からこれらの分野に転職する者のサンプルサイズはかなり限定されているため、分析できる内容には制約が大きいことに留意が必要である。 (介護・福祉 …

転職の促進に向けた課題|キャリコン国家試験合格35テクノファ

2023/09/19   -国家試験

キャリアコンサルタント国家試験の対策を行ううえで、知っておくべき情報をお伝えします。 ■キャリアチェンジを伴う転職の促進に向けた課題 ここでは、さらに、成長分野や人手不足の分野への円滑な労働移動の支援という問題意識に沿って、異分野へのキャリアチェンジを促進していくに当たっての課題について考察していくこととしたい。労働者が転職の動機を形成するに当たっては、前回でも触れたような、現職の職場の状況やキャリア意識、家庭生活の状況等の様々な要因が影響すると考えられる。転職やキャリアチェンジについても、ワークライフバランスや、積極的なキャリアの転換など、様々な目的があり得る。ここでは、労働者が自らの能力を …

転職に及ぼす影響|キャリコン国家試験合格34テクノファ

2023/09/18   -国家試験

キャリアコンサルタント国家試験の対策を行ううえで、知っておくべき情報をお伝えします。 ■家族の状況が転職に及ぼす影響 (子育て世代では、男性では子どもがいない場合に転職希望者の割合が高いほか、転職活動移行者は末子が「15歳以上」の場合に、2年以内転職者は末子が6歳以上の場合に低い割合となっている) 労働者の家族の状況が転職行動に及ぼす影響もみてみたい。子どもの有無とその年齢は、子育てにおけるワークライフバランスの確保や、教育費などの子育てに必要な収入の確保といった観点から、転職行動に対して何らかの影響を及ぼしていることが考えられる。男女別に、子どもの有無とその年齢階級別に転職希望者等の状況をみ …

主体的なキャリアチェンジ|キャリコン国家試験合格33テクノファ

2023/09/16   -国家試験

キャリアコンサルタント国家試験の対策を行ううえで、知っておくべき情報をお伝えします。 ■主体的な転職やキャリアチェンジ ここまで、我が国の外部労働市場における労働移動の概況や転職者の実態についてみてきた。我が国の労働移動の動向を、転職入職率や転職者数、離職者数といった基本的な指標でみると、女性やパートタイム労働者で離転職者が増加している傾向もみられるものの、男性や一般労働者を含めた労働者全体では顕著に労働移動が活発化している傾向はみられない。また、諸外国と比較すると、我が国では勤続年数が10年以上の雇用者の割合が比較的高く、一つの職場で長く働く雇用者が多い傾向にある。産業間や職種間などのキャリ …

転職者の実態|キャリコン国家試験合格32テクノファ

2023/09/14   -国家試験

キャリアコンサルタント国家試験の対策を行ううえで、知っておくべき情報をお伝えします。 ■転職者の実態 ここでは、よりミクロな視点から、労働移動をする転職者の実態についてみていくこととする。 転職経験者の割合は、男女別では男性より女性の方が高く、就業形態別では正規雇用労働者より非正規雇用労働者の方が高い傾向にある。まず、転職経験がある者の状況について概観する。 リクルートワークス研究所「全国就業実態パネル調査2021」のデータを用いて、労働者の転職経験について男女別、就業形態別、就業経験年数別にみていきたい。就業形態別にみると、正規雇用労働者よりも非正規雇用労働者の方が転職経験者の割合が高く、男 …

中途採用の具体例|キャリコン国家試験合格31テクノファ

2023/09/12   -国家試験

キャリアコンサルタント国家試験の対策を行ううえで、知っておくべき情報をお伝えします。 ■企業における中途採用の活性化等に向けた具体的な取組 中途採用の活性化に向けた取組を推進されている企業として、森永乳業株式会社及び東京海上日動株式会社の取組について紹介したい。 【具体例1:森永乳業株式会社】 日本有数の乳業メーカーである森永乳業株式会社(従業員数3,377名(単体)、6,871名(連結)(2021年3月現在))は、近年キャリア採用を積極的に行うとともに、同社を離職した方々の再雇用の取組を拡充している。同社は2016年より、新卒採用に加え、キャリア採用を本格的に開始している。キャリア採用の本格 …