キャリアコンサルタントの知恵袋 | 株式会社テクノファ

実践に強いキャリアコンサルタントになるなら

「 月別アーカイブ:2025年12月 」 一覧

実践するキャリアオーナーシップ(前編)

2025/12/10   -実践編・応用編

キャリアコンサルタントの方への有用な情報をお伝えします。 1.はじめに 本書の著者である法政大学田中研之輔教授は、大学での教育活動に加え、キャリア開発に取り組む企業においても、一人ひとりのキャリアに関する悩みに寄り添い、働くことを前向きに捉えられるよう、持続的な変化と行動を支援されています。その実践を通じて、多様な人々との出会いと経験を積み重ねてこられました。 私たちは、長く働くなかで必ずキャリアについて悩む局面に直面します。そのとき、きっかけをつかみ自ら一歩を踏み出さなければ、悩みの悪循環から抜け出すことはできません。 悩み続ける状態から「キャリアを主体的に考える状態」へ移行するためには、繰 …

新しいキャリアの見つけ方(後編)

2025/12/08   -実践編・応用編

キャリアコンサルタントの方に有用な情報をお届けします 6.社会の現状分析と未来への洞察 1) 社会に求められていること これまで「やりたいことをキャリアにする」という考え方を見てきました。しかし現実には、多くの人が必ずしもやりたい仕事ではなくても、日々懸命に取り組んでいます。 一方で、プロスポーツ選手のように「好きなことを突き詰め、それを仕事にできている人」も存在します。彼らが大きな収入を得られるのは、社会の多くの人が彼らのプレーを「見たい」「応援したい」と強く求めているからです。 つまり、「自分の好きなこと」と「社会に求められていること」を重ね合わせていくこと こそが、プロティアン・キャリア …

経産省CX研究会に見る日本製造業の今後3

2025/12/06   -実践編・応用編

キャリアコンサルタントの方に有用な情報をお届けします。出典 経済産業省 meti.go.jp 技術力・製品力以外の領域で競争力を高める狙い 前述の通り、CX研究会はあえて技術力や製品そのものの競争力を議題のスコープ外とした[6]。これは決してそれらを軽視するものではなく、日本の製造業が依然として高い技術的優位を持つとの前提に立ちつつ、「優れた製品を作れば売れる」だけでは通用しない時代において不足している要素を補強する狙いがあったと言える。事実、日本企業は品質や職人技術で高い評価を受ける一方、それをビジネスとして展開する戦略・収益モデルの面で後れを取ってきた歴史がある。例えば、同じ技術力を持って …

経産省CX研究会に見る日本製造業の今後2

2025/12/04   -実践編・応用編

キャリアコンサルタントの方に有用な情報をお届けします。出典 経済産業省 meti.go.jp CX研究会の目的と焦点テーマの重要性 経済産業省製造産業局のCX研究会(座長:日置圭介氏)は、日本経済の中核を支える製造業企業群のグローバル市場での競争力強化(「遠心力」の向上)を図る方策を検討し方向性を示すことを目的に掲げた[5]。特に、企業競争力を構成する要素のうち経営・ガバナンス、組織設計、ファイナンス、人材といった経営資源の再配分を司るコーポレート機能と、これらをつなぐデジタル基盤の在り方にフォーカスしている[6][7]。これは裏を返せば、日本企業が伝統的に強みとしてきた製品技術力やイノベーシ …

経産省CX研究会に見る日本製造業の今後 

2025/12/02   -実践編・応用編

キャリアコンサルタントの方に有用な情報をお届けします。出典 経済産業省 meti.go.jp 1.経済産業省が抱く基本認識 以上の各回のテーマ設定と議論の方向から、経済産業省が抱く基本認識は明確だ。それは、日本製造業の競争力向上にはコーポレート部門の徹底した強化・変革が不可欠であり、デジタル技術と人的資本戦略をテコにした経営インフラの再編によって初めてグローバル市場で持続的に勝ち残る土台ができるということである。 (1)デジタル基盤による経営基盤再構築の必要性 研究会の議論を通じて一貫して強調されたのは、デジタル基盤(DX)の整備が企業変革の前提条件であるという点である。グローバルに展開する製 …