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キャリアコンサルタント国家試験合格 87 | テクノファ

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キャリアコンサルタントがキャリアコンサルティングを行う上で係りがある、働きかた改革を推進する多様で柔軟な働きかたを可能にする制度・施策などについて説明をしてきましたが、様々な事情を抱えて、多様で柔軟な働きかたを必要としている、これまで説明してきた制度・施策の対象者である働く人たち、その人たちを具体的に支援する立場にある支援者やキャリアコンサルタントなどに対して必要な情報を提供している厚生労働省のサイトがあるということと、そこにある情報の活用方法とをキャリアコンサルタントキャリアコンサルタントは知っていなければなりません。

その情報サイトのひとつに、治療と仕事の両立支援ナビとして次のものがあります。
https://chiryoutoshigoto.mhlw.go.jp/

治療と仕事の両立支援のポータルサイトで、はじめてサイトを利用する人、事業者、支援を受ける人、医療機関・支援機関の人、などに応じた情報提供、ダウンロードページでの情報提供、資料室、各都道府県の相談機関一覧といった情報提供を行っています。またシンポジウム・地域セミナーの情報、取り組み事例などが随時更新されています。
このサイト内には、事業場において、がん、脳卒中などの疾病を抱える方々に対して、治療と仕事の両立支援のために、事業場が適切な就業上の措置や治療に対する配慮を行い、治療と仕事が両立できるようにするための取組などをまとめたガイドラインへのリンクがあります。

この「事業場における治療と仕事の両立支援のためのガイドライン」について厚生労働省資料
https://chiryoutoshigoto.mhlw.go.jp/dl/guideline.pdfに沿って説明します。

1. 治療と仕事の両立支援を巡る状況
(1)疾病を抱える労働者の状況
疾病を理由として1か月以上連続して休業している従業員がいる企業の割合は、メンタルヘルスが38%、がんが21%、脳血管疾患が12%というアンケート調査がある。

平成22年国民生活基礎調査に基づく推計では、仕事を持ちながら、がんで通院している者の数は、32.5万人に上っている。
労働安全衛生法に基づく一般健康診断において、脳・心臓疾患につながるリスクのある血圧や血中脂質などにおける有所見率は、年々増加を続けており、疾病のリスクを抱える労働者は増える傾向にある。

疾病の有病率は年齢が上がるほど高くなる状況にあり、職場において労働力の高齢化が進むことが見込まれる中で、事業場において疾病を抱えた労働者の治療と仕事の両立への対応が必要となる場面はさらに増えることが予想される。

(2)疾病を抱える労働者の就業可能性の向上と課題
医療の進歩により、かつての難治疾病においてもすぐに離職しなければならないという状況が必ずしも当てはまらなくなってきているが、仕事上の理由で適切な治療を受けることができない場合や、疾病に対する労働者自身の不十分な理解や、職場の理解・支援体制不足により、離職に至ってしまうことをキャリアコンサルタントは知っておくとよい。
(つづく)A.K

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