「 投稿者アーカイブ:technofer 」 一覧
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2025/07/17 -実践編・応用編
キャリアコンサルタントが知っていると有益な情報をお伝えします。 人手不足は、日本社会における深刻な問題です。高齢化や少子化など社会構造の変化により、労働力の供給が減少しており、特に医療・介護業界やIT業界、物流業界などで人手不足が深刻化しています。また働き方の多様性や需要の高まりも人手不足の要因となっています。 今回は、人手不足への対応についてお話します。 ■2010年代以降の人手不足は「長期かつ粘着的」 ●ハローワークにおける求人の充足率をみても、おおむね労働力需給が引き締まっている時期に低下する傾向があるものの、特に 2010年代以降では長期にわたり低下している。特に、フルタイム求人におい …
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2025/07/15 -実践編・応用編
キャリアコンサルタントに有用な記事を掲載しています。 このたび、田中研之助教授の著書『プロティアン・キャリア』を拝読いたしました。 本書で提唱されている「中高年の企業人としてのキャリアのあり方とその対応」は、キャリアコンサルタントとしてぜひ理解しておくべき重要な内容であると思料いたします。以下の原稿は、本書のポイントをまとめたもので、未読の方でも10分ほどで概要を把握できるように構成してあります。 はじめに:人生100年時代のキャリアの課題 田中研之輔氏の著書『プロティアン・キャリア』は、キャリアコンサルタントや働く人々に向けて、変化の激しい時代における新たなキャリア形成の在り方を提示していま …
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2025/07/13 -実践編・応用編
キャリアコンサルタントに有用な情報をお伝えします。 日本の製造業が置かれている構造的変化を企業行動の観点から読み解き、グローバル化の進展とその影響が、どのように企業の売上、利益、そして雇用構造に反映されているのかを解説します。 (出典)経産省 製造業を巡る現状と課題今後の政策の方向性2024年5月製造産業局 – 検索 ◉1.グローバル化の進展:日本企業の海外売上比率が世界を上回る まず注目すべきは、日本の製造業大手企業の「海外売上比率」である。かつては、欧米企業の方が積極的に海外市場に展開していると捉えられていたが、図表によれば2013年には日本企業が米国企業を逆転し、現在では海外 …
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2025/07/11 -実践編・応用編
キャリアコンサルタントが知っていると有益な情報をお伝えします。 労働経済の推移についての最終回です。2022年の我が国の経済を見ると、感染防止策と経済活動の両立が図られる中で、個人消費の持ち直しや設備投資に牽引され、実質GDPは小幅ながら前年より増加した。企業の業況は非製造業を中心に持ち直し、経常利益は高水準に維持する中で、設備投資は活発化した。一方で、企業の倒産は3年ぶりに前年を上回っています。 ◆労働時間・休暇等の動向 ■2023年の一般労働者の労働時間は、前年から増加、パートタイム労働者では横ばい圏内 ●次に、一般労働者の労働時間の推移をみると、2018~2020年まで減少、2021年以 …
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2025/07/09 -実践編・応用編
キャリアコンサルタントが知っていると有益な情報をお伝えします。 前回に続き、労働経済の推移について、お話します。2022年の我が国の経済を見ると、感染防止策と経済活動の両立が図られる中で、個人消費の持ち直しや設備投資に牽引され、実質GDPは小幅ながら前年より増加した。企業の業況は非製造業を中心に持ち直し、経常利益は高水準に維持する中で、設備投資は活発化した。一方で、企業の倒産は3年ぶりに前年を上回っています。 ◆求人・求職の動向 ●求人が底堅く推移する中で、求職は微減であったことから、新規求人倍率及び有効求人倍は僅かに上昇 経済社会活動が活発化する中、労働市場はどのようになっているだろうか。本 …
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2025/07/07 -実践編・応用編
■□■━━【コラム】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ キャリア・カウンセラー便り”鈴木秀一さん”です。 ◆このコーナーは、活躍している「キャリア・カウンセラー」からの 近況や情報などを発信いたします。◆ ================================================ テクノファ更新講習「ストレス・コーピング」受講の薦め 先日、川崎の研修センターでキャリアコンサルタント資格の維持(更新時に必要なポイント取得)のための講習メニューのひとつである「ストレスコーピングを活用した面接実習」を受けてきた。 Webによる受講も悪くはない …
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2025/07/05 -実践編・応用編
キャリアコンサルタントが知っていると有益な情報をお伝えします。 前回に続き、労働経済の推移について、お話します。2022年の我が国の経済を見ると、感染防止策と経済活動の両立が図られる中で、個人消費の持ち直しや設備投資に牽引され、実質GDPは小幅ながら前年より増加した。企業の業況は非製造業を中心に持ち直し、経常利益は高水準に維持する中で、設備投資は活発化した。一方で、企業の倒産は3年ぶりに前年を上回っています。 ◆雇用情勢の動向 ■雇用情勢の概観 〇雇用情勢は、求人が底堅く推移する中で改善の動き 雇用情勢の動向について概観します。 新規求人倍率、有効求人倍率、正社員の有効求人倍率及び完全失業率の …
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2025/07/03 -実践編・応用編
キャリアコンサルタントの方に有用な情報をお伝えします。 経済産業省製造産業局が2024年5月に公表した資料「製造業を巡る現状と課題今後の政策の方向性」からスライド3(3ページ)「我が国マクロ経済の状況」について、背景、統計、国際比較、そして政策的含意について解説をします。 (出典)経産省 製造業を巡る現状と課題今後の政策の方向性2024年5月製造産業局 – 検索 「我が国のマクロ経済の状況」 スライド3では、日本経済の全体的な動向を把握するために、いくつかの重要なマクロ経済指標が図表化されており、その目的は、近年の経済が直面してきた外的ショックや内的課題を俯瞰することにある。このス …
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2025/07/02 -実践編・応用編
キャリアコンサルタントが知っていると有益な情報をお伝えします。 2022年の我が国の経済を見ると、感染防止策と経済活動の両立が図られる中で、個人消費の持ち直しや設備投資に牽引され、実質GDPは小幅ながら前年より増加しました。企業の業況は非製造業を中心に持ち直し、経常利益は高水準に維持する中で、設備投資は活発化した。一方で、企業の倒産は3年ぶりに前年を上回っている。今回は、労働経済の推移について、お話します。 ◆一般経済の動向 ■GDPは緩やかな回復がみられた 2023年のGDPについてみると、年前半は外需が好調だったことに加え、新型コロナウイルス感染症(COVID-19。以下「感染症」という。 …
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2025/06/30 -実践編・応用編
キャリアコンサルタントが知っていると有益な情報をお伝えします。 東日本大震災からの復興に向けて、政府は来年度から5年間の基本方針の案をまとめました。これまで以上に、力強く施策を推進するための財源を確保し、事業規模1兆9000億円程度とすることにしています。今回は、東日本大震災からの復興についてお話します。 ◆文教施設等の復旧と子供たちの学びの確保 ■文教施設等の復旧 東日本大震災(最大震度7)での文部科学省関係(幼児・児童・生徒・学生・教職員など)の人的被害は死者659名、行方不明者74名、負傷者262名となっています 。また、学校施設や社会教育施設、文化財 等の物的被害は全国で1万2,000 …