「 投稿者アーカイブ:technofer 」 一覧
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2025/10/15 -実践編・応用編
キャリアコンサルタントが知っていると有益な情報をお伝えします。 我が国は、既に超高齢社会に突入しており、高齢者の割合が大きくなっていく中で、高齢者が暮らしやすい社会をつくることは、他の世代の人々にとっても暮らしやすい社会の実現につながります。すべての世代の人々が超高齢社会をを構成する一員として、今何をすべきかを考え、互いに支え合いながら希望が持てる未来を切りひらいていく必要があります。今回は、高齢社会対策の推進についてお話します。 ◆ 就業・所得 ●年齢に関わりなく希望に応じて働くことができる環境の整備 〇 高齢期を見据えたスキルアップやリ・スキリングの推進 職業人生の長期化や働き方の多様化等 …
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2025/10/13 -実践編・応用編
キャリアコンサルタントの方に有用な情報をお伝えします。 前回に続き、経済産業省製造産業局が2024年5月に公表した資料「製造業を巡る現状と課題について今後の政策の方向性」からスライド21ページ「日本企業のDX活動の多様性」について、背景や課題も含めて解説します。 (出典)経済産業省 016_04_00.pdf ●全体の背景と趣旨 このスライドは、日本企業におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みを 534件の「現場・ビジネス領域に関するDX(全体の9割)」 と、66件の「経営に関するDX(全体の1割)」 に分類・可視化したものです。 重要な指摘: 〇 日本企業のDXは主に現場業 …
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2025/10/11 -実践編・応用編
キャリアコンサルタントに有効な情報をお伝えします。 「(参考)経営企画部門の成り立ちと役割」について、歴史的経緯から成り立ち、制度背景、構造的矛盾、今日の課題、改革の方向性に至るまでを多面的に解説いたします。 出典 経済産業省 016_04_00.pdf ◆ 1. 歴史的背景と成り立 ち:なぜ日本に「経営企画部門」が生まれたのか ◆ 1950年代の通産省による経営合理化の試み 戦後日本の経済成長を支えるために、通商産業省(現在の経済産業省)は、欧米企業に倣って「コントローラー制度(統制的な経営管理機能)」と「事業部制(分権的な責任体制)」の導入を企業に提言しました。これは、中央が戦略と管理を行 …
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2025/10/07 -実践編・応用編
◆このコーナーは、活躍している「キャリア・カウンセラー」からの 近況や情報などを発信いたします。今回はキャリア・カウンセラー”鈴木秀一さん”です。 ================================================ 私の存在価値とキャリア形成 先日、NHKの朝ドラ(“やなせたかし”をモデルにした「あんぱん」)の中で、主人公である「のぶ」が夫の嵩に苦しい胸の内を漏らすシーンがあった。 「ウチは何者にもなれんかった。教師も代議士の秘書も会社勤めも、何ひとつやり遂げられんかった。あなたの赤ちゃんを産むこともできんかった。 ウチは何のために生まれて …
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2025/10/05 -実践編・応用編
キャリアコンサルタントの皆さんに有用な情報をお届けします。 5.ミドル・シニア社員を活性化させる秘訣 1)行動変容の結果 浅井氏が面談した1,800名のうち、約75%の社員に行動変容が見られました。一方で25%は変化が起きず、浅井氏自身もその課題を認識しています。しかしながら、キャリア研修と面談を経て7割以上に変化が生じたことは大きな成果といえます。 「わかる」と「かわる」は紙一重です。研修を受講し、気持ちを切り替えることで行動が変わるのです。ミドル・シニアのキャリア研修では、凝り固まったマインドをリセットすることが重要なポイントとなります。 NTTコミュニケーションズの研修と面談を通じて観察 …
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2025/10/03 -実践編・応用編
キャリアコンサルタントの皆さんに有用な情報をお届けします。 1.はじめに 「今の仕事に満足していますか」「あと何年働き続けますか」――本書は、こうした問いかけから始まります。著者は、法政大学教授の田中研之輔氏、NTTコミュニケーションズ人材開発課長の浅井公一氏、ミドルシニア研修講師の宮内正臣氏であり、第一線の研究者、大手企業で50代社員と数多く面談してきた人材開発の専門家、シニア層のキャリア支援を専門する研修講師といった、多様な知見と経験を持つ共著者たちです。 本書では、キャリアを考える出発点として「まず自分に視点を向ける」ことの重要性が強調されています。組織内の昇進や昇格に一喜一憂するのでは …
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2025/10/02 -実践編・応用編
キャリアコンサルタントに有用な情報をお届けします。 今回は「未来を見る力」より学ぶことの後編です。 4.終身雇用時代の崩壊 人口減少時代において、採用や雇用のあり方は従来の枠組みのままでは通用しなくなっています。ここでは新卒社員の厚遇策を例に見てみましょう。 2019年6月、ソニーはデジタル革命に対応できる優秀な学生を獲得するため、それまで横並びであった新入社員の初任給制度を改めました。見習い期間終了後は、能力や働き方によって等級や職位が分かれ、給与が上がる仕組みを導入したのです。さらに、その後の昇格や降格も働きぶり次第で決まる完全な実力主義を採用しました。 同年10月にはNECが、新卒社員で …
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2025/10/01 -実践編・応用編
1.日本にとっての最大の課題 「日本の将来はどうなるのか」と不安を抱く人は少なくありません。その最大の課題は「人口減少」であるといえます。人口減少問題の第一人者である河合雅司氏は、『未来の年表』『未来の年表2』など多数の著作を通じて、日本社会の将来像を提示し、具体的な提言を行ってきました。本レポートでは、その著作『未来を見る力―人口減少に負けない思考法』を基に、ISO審査員、キャリアコンサルタントにとっても有益となる視点を整理します。 ISO審査員キャリアコンサルタントの皆さまには、本レポートをきっかけとして人口減少に関する書籍に触れ、より広い見識をもって業務に臨まれることを願っております。2 …
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2025/09/27 -基礎編・理論編
横山哲夫先生が2019年6月に逝去されて今年は7回忌になります。テクノファでは2004年に先生のご指導でキャリアコンサルタント養成講座を立ち上げさせていただいて以来、今年まで実に16年もの間先生の思想に基づいたキャリアコンサルタント養成講座を開催し続けさせていただきました。 横山哲夫先生はモービル石油という企業の人事部長をお勤めになる傍ら、組織において個人が如何に自立するか、組織において如何に自己実現を図るか生涯を通じて研究し、又実践をされてきた方です。 横山哲夫先生は、個人が人生を通じての仕事にはお金を伴うJOBばかりでなく、組織に属していようがいまいが、自己実現のためのWORKがあるはずで …
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2025/09/26 -基礎編・理論編
横山哲夫先生が2019年6月に逝去されて今年は3回忌になります。テクノファでは2004年に先生のご指導でキャリアコンサルタント養成講座を立ち上げさせていただいて以来、今年まで実に16年もの間先生の思想に基づいたキャリアコンサルタント養成講座を開催し続けさせていただきました。 横山哲夫先生はモービル石油という企業の人事部長をお勤めになる傍ら、組織において個人が如何に自立するか、組織において如何に自己実現を図るか生涯を通じて研究し、又実践をされてきた方です。 横山哲夫先生は、個人が人生を通じての仕事にはお金を伴うJOBばかりでなく、組織に属していようがいまいが、自己実現のためのWORKがあるはずで …