キャリアコンサルタントの知恵袋 | 株式会社テクノファ

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「 月別アーカイブ:2025年07月 」 一覧

日本における労働経済の推移 4

2025/07/11   -実践編・応用編

キャリアコンサルタントが知っていると有益な情報をお伝えします。 労働経済の推移についての最終回です。2022年の我が国の経済を見ると、感染防止策と経済活動の両立が図られる中で、個人消費の持ち直しや設備投資に牽引され、実質GDPは小幅ながら前年より増加した。企業の業況は非製造業を中心に持ち直し、経常利益は高水準に維持する中で、設備投資は活発化した。一方で、企業の倒産は3年ぶりに前年を上回っています。 ◆労働時間・休暇等の動向 ■2023年の一般労働者の労働時間は、前年から増加、パートタイム労働者では横ばい圏内 ●次に、一般労働者の労働時間の推移をみると、2018~2020年まで減少、2021年以 …

日本における労働経済の推移 3

2025/07/09   -実践編・応用編

キャリアコンサルタントが知っていると有益な情報をお伝えします。 前回に続き、労働経済の推移について、お話します。2022年の我が国の経済を見ると、感染防止策と経済活動の両立が図られる中で、個人消費の持ち直しや設備投資に牽引され、実質GDPは小幅ながら前年より増加した。企業の業況は非製造業を中心に持ち直し、経常利益は高水準に維持する中で、設備投資は活発化した。一方で、企業の倒産は3年ぶりに前年を上回っています。 ◆求人・求職の動向 ●求人が底堅く推移する中で、求職は微減であったことから、新規求人倍率及び有効求人倍は僅かに上昇 経済社会活動が活発化する中、労働市場はどのようになっているだろうか。本 …

活躍している「キャリア・カウンセラー」からの近況や情報

2025/07/07   -実践編・応用編

■□■━━【コラム】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ キャリア・カウンセラー便り”鈴木秀一さん”です。 ◆このコーナーは、活躍している「キャリア・カウンセラー」からの 近況や情報などを発信いたします。◆ ================================================ テクノファ更新講習「ストレス・コーピング」受講の薦め 先日、川崎の研修センターでキャリアコンサルタント資格の維持(更新時に必要なポイント取得)のための講習メニューのひとつである「ストレスコーピングを活用した面接実習」を受けてきた。 Webによる受講も悪くはない …

日本における労働経済の推移 2

2025/07/05   -実践編・応用編

キャリアコンサルタントが知っていると有益な情報をお伝えします。 前回に続き、労働経済の推移について、お話します。2022年の我が国の経済を見ると、感染防止策と経済活動の両立が図られる中で、個人消費の持ち直しや設備投資に牽引され、実質GDPは小幅ながら前年より増加した。企業の業況は非製造業を中心に持ち直し、経常利益は高水準に維持する中で、設備投資は活発化した。一方で、企業の倒産は3年ぶりに前年を上回っています。 ◆雇用情勢の動向 ■雇用情勢の概観 〇雇用情勢は、求人が底堅く推移する中で改善の動き 雇用情勢の動向について概観します。 新規求人倍率、有効求人倍率、正社員の有効求人倍率及び完全失業率の …

製造業を巡る現状と課題 我が国マクロ経済の状況

2025/07/03   -実践編・応用編

キャリアコンサルタントの方に有用な情報をお伝えします。 経済産業省製造産業局が2024年5月に公表した資料「製造業を巡る現状と課題今後の政策の方向性」からスライド3(3ページ)「我が国マクロ経済の状況」について、背景、統計、国際比較、そして政策的含意について解説をします。 (出典)経産省 製造業を巡る現状と課題今後の政策の方向性2024年5月製造産業局 – 検索 「我が国のマクロ経済の状況」 スライド3では、日本経済の全体的な動向を把握するために、いくつかの重要なマクロ経済指標が図表化されており、その目的は、近年の経済が直面してきた外的ショックや内的課題を俯瞰することにある。このス …

日本における労働経済の推移

2025/07/02   -実践編・応用編

キャリアコンサルタントが知っていると有益な情報をお伝えします。 2022年の我が国の経済を見ると、感染防止策と経済活動の両立が図られる中で、個人消費の持ち直しや設備投資に牽引され、実質GDPは小幅ながら前年より増加しました。企業の業況は非製造業を中心に持ち直し、経常利益は高水準に維持する中で、設備投資は活発化した。一方で、企業の倒産は3年ぶりに前年を上回っている。今回は、労働経済の推移について、お話します。 ◆一般経済の動向 ■GDPは緩やかな回復がみられた 2023年のGDPについてみると、年前半は外需が好調だったことに加え、新型コロナウイルス感染症(COVID-19。以下「感染症」という。 …