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実践編・応用編

キャリアコンサルタントの私自身の活動領域の変化

投稿日:2026年4月1日 更新日:

このコーナーでは、テクノファキャリアコンサルタント養成講座を卒業され、現在日本全国各地で活躍しているキャリアコンサルタントの方からの近況や情報などを発信しています。今回はM.Iさんからの発信です。
最近のキャリアコンサルタントとしての活動を通して感じていることについてお伝えします。私がキャリアコンサルタントになり10年今日の日々が過ぎてきました。

その中で、私自身の活動領域が随分変化してきていることを感じます。
一般的にキャリアコンサルタントの活動領域としては、
【人事コンサルティング】
【企業・組織内におけるキャリア開発支援】
【需給調整機関における職業相談/紹介】
【学校におけるキャリア開発及び職業相談】
などがあります。

<キャリアコンサルティング技能検定2級テキスト&問題集(テクノファ著)>について、これから何回かに分けて、私がこれまでキャリアコンサルタントとして関わってきた活動領域や今後の課題・展望について、順を追ってお話しさせていただきたいと思っています。

1)職業訓練における支援
私がキャリアコンサルタント養成講座を終了し、実務に取り組み始めた最初のころは自社が実施している職業訓練講座の中での就職活動や進路決定に関わることが主な内容でした。
履歴書や職務経歴書など応募書類の書き方や個別面談が中心でした。今振り返るとキャリア・ガイダンスの入り口といったところでしょうか。キャリア開発の理論も十分に自分のものにできておらず、日々のカリキュラムをこなし、職業訓練生の就職活動の支援をする日々でした。
ほとんどの職業訓練生が地元での就職を希望しており、地元企業を訪問しながら情報収集やネットワークづくりをしていきました。職業訓練を進めていく中で、キャリアの転換点における訓練生の心理、自己理解や人間理解力の重要性に対する理解も深まって行ったと思っており、次第にカウンセリングに関する自己研鑚も進んでいきました。

2)若者支援
次に取り組んだのが、ニート・フリーターの若者や大学の卒業生を対象にしたカウンセリングでした。これは国が実施している若者支援策の一環として行われたものです。担当したクライエントと定期的(ほとんどが毎週同じ曜日・時間)にカウンセリングをし、進路選択や就労につないでいくための支援です。
担当した数年の間にたくさんの若者と出会い、自立に向けた活動に一緒に取り組んでいました。その間に、全国の支援者が集まる場で、パネリストやファシリテーターを務めさせていただく経験もすることができ、視野も広がった時期でもあります。
同時に、他のカウンセラーのカウンセリング場面に同席させていただく機会もあり、また多くのカウンセリングを実施していく中で、カウンセリング理論を学び直し、実践することを繰り返せる恵まれた環境でもありました。この時期にカウンセラーとしての土台が作れたのではないかと思っています。

3)評価者育成への取り組み
国の「ジョブ・カード制度」の開始と同時に、職業能力開発協会の委託によりジョブ・カードの中の評価シートに関わる仕事にも取り組ませていただきました。
主な業務は評価シートの作成に関するアドバイスや企業内でOJTに関わる方への評価のやり方に関するアドバイスを行うものです。

地元の中小企業では、この制度を活用しながら人材育成をしたいと考えても、職業訓練や評価に関するノウハウを持っていない(スキルを持った人材がいない)企業が多く、制度普及のためにも、企業における評価制度の導入推進のためにも、キャリアコンサルタントとしての支援が必要な場面が多いようでした。
この活動により、キャリア開発や人材育成に関して、直接企業の方々とお会いし考え方や必要性をお伝えすると共に、企業の現状や考えもお聞きすることができました。

企業が何を求め、どんな課題を持っているのかについて知るきっかけにもなり、キャリアコンサルタントとして企業や組織に向けてどのような支援が必要なのか、そのために身につけなくてはならないスキルを整理することにも繋がっています。

(つづく)M.I

-実践編・応用編

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