実践編・応用編

キャリコンサルタント実践の要領 63 | テクノファ

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キャリアコンサルタント実践の要領62」に続きキャリアコンサルティング協議会の、キャリアコンサルタントの実践力強化に関する調査研究事業報告書の、スーパービジョンのモデル実施及びアンケート・実施報告書の分析の部分の、キャリアコンサルティングの効果に係るアンケート(スーパーバイジー:キャリアコンサルタント)の結果を報告します。

③キャリアコンサルティングの効果に係るアンケート(スーパーバイザー)の結果
③―1スーパーバイザーが指摘した課題の傾向
スーパービジョン実施報告書に記述されていたスーパーバイジー(キャリアコンサルタント)の課題について、キャリアコンサルタント向けアンケートと同じ観点に基づいて記述内容を分類し、出現率を算出した。

本集計結果を理解する上で、以下の点に留意する必要がある。今回実施されたスーパー ビジョンにおけるスーパーバイザーとスーパーバイジーとの関係は、約8割が今回のスーパービジョンで初めて構築されたものである。スーパービジョンは本来、スーパーバイジーの育成を目的とした活動であるため、ある一定の期間にわたる関係を前提として、取り組むべき課題を明確化していく過程を含み、スーパービジョンで扱われる課題は変化・深化していく。したがって、初期段階のスーパービジョンだけでスーパーバイジーが取り組むべき課題がすべて明確になるとは限らない。今回報告する課題は、あくまでも限られた回数のスーパービジョンで把握された課題である。スーパーバイザーから指摘されない課題があったとしても、スーパーバイジーが当該課題を持っていないとまでは言えない。

上記の前提のもとで、最も多く指摘された課題は、問題把握(75%)であり、次いでクライエント評価(62.5%)、関係構築および介入・介入評価(いずれも58.3%)であった。

今回スーパービジョンを受けたキャリアコンサルタントは、約7割が経験年数5年未満であり、カウンセリングスキルやプロセスを評価する力をより高めていく段階にある方が多かったと言える。ただし、本事業におけるスーパービジョンは、ケース記録や逐語録に基づいて実施されている。そのため、課題の中でも特に面接の実施に関わる内容(カウンセリングスキル、カウンセリングのプロセス評価、自己理解等)について指摘されることが多かったと考えられる。
また、前項のキャリアコンサルタント自身が認識していた課題とは異なった傾向がみられるが、これは上述のとおり、課題の明確化自体がスーパービジョンに含まれていることを表している。

③―2スーパーバイザーが指摘した課題についての具体例
スーパーバイザーが、出現率の高かった課題の具体例を複数指摘している。
(つづく)木下 昭

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